トヨタ離脱決定のアロンソ、WEC復帰は100%「その時はトヨタが第一の選択肢」
今季限りでトヨタを離脱することが発表されたフェルナンド・アロンソだが、将来的に100%復帰すると話した。
Podium: race winner #8 Toyota Gazoo Racing Toyota TS050: Fernando Alonso
JEP / Motorsport Images
TOYOTA GAZOO Racingは2019/20シーズンの世界耐久選手権(WEC)のドライバーラインアップを発表。フェルナンド・アロンソに替わり、ブレンドン・ハートレーが加入することが発表された。
2018年のル・マン24時間レースを制し、世界三大レース制覇に近づいたアロンソ。次なる目標はインディ500優勝となるが、それほど長くWECを離れるつもりはないようだ。
スパ6時間レースを前に、アロンソは「中長期的には、僕は100%WECに戻ってくるだろう」と語った。
「僕はWECでのレースが好きだ。トラフィックで予想がつかないレースが好きだし、チームメイトとマシンを共有するというチームスピリットが好きなんだ」
彼がWECに戻ることを決めた時、現在所属しているトヨタがその第一候補になるか、と訊かれたアロンソは「間違いなくそうだ」と答えた。
「このチームは素晴らしい。やること全てが完璧なんだ」
アロンソは、5月1日(水)にトヨタがラインアップを発表したプレスリリースに「僕にはやりたいことが多くあり、ここで1つの区切りを付け、TOYOTA GAZOO Racingと共に新たなモータースポーツの世界へチャレンジして行きたい」とコメント。WECへの参戦を取りやめるものの、トヨタとの関係が切れるわけではなく、共に新たな戦いに挑むことになると示唆している。
アロンソは、“トヨタに限らず”2020年に訪れるかもしれないチャンスを掴みとるため、トヨタのWECチームからの離脱を決めたと説明した。
「2020年の6月までWECの新しいシーズンを戦うのは、今後生じる可能性のあるいくつかのチャンスに向けて、ドアを閉ざすことにある」
「どんな義務からも自由になることが、そういったチャンスにアプローチする最善の方法だ。それが、来季トヨタにコミットできない理由だ」
5月末には2度目のインディ500挑戦を控えているアロンソ。彼は2020年のインディカーフル参戦やF1復帰の可能性を除外していない。
「2020年にF1を戦っているかもしれないし、インディカーかもしれない。そのどれでもない、別のシリーズなのかもしれない」
「僕の頭の中には2つか3つのアイデアがある」
このアイデアについての詳細はまだ明らかにされていないものの、アロンソは3月に南アフリカでダカール・ラリー用のマシンをテストしており、このラリーへの参加が検討されていることが知られている。ダカールラリー参戦については「ひとつの可能性だ」とだけコメントしている。
WECでは中嶋一貴、セバスチャン・ブエミと組み、トヨタTS050 HYBRIDの8号車で戦ってきたアロンソ。しかし、来季加入するハートレーがそのまま中嶋やブエミと組むことになるかどうか、まだトヨタは発表していない。
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