WEC

アストンマーティン、WECとIMSA参戦に向けテストをスタート。まずは前計画の”遺産”AMR Proで走り出し

アストンマーティンは、凍結していたLMH車両の開発計画を再開。2025年のWECとIMSA参戦に向け、ヴァルキリーAMR Proを使ったテストプログラムを開始した。

Gary Watkins

Gary Watkins

編集: 2024/01/30 7:43

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Aston Martin Valkyrie

 アストンマーティンは、2025年から同社の高級スポーツカーであるヴァルキリーを使ってWEC(FIA世界耐久選手権)と北米のIMSAスポーツカー選手権に参戦する予定であり、そのためのテストプログラムがスタートした。

 このプログラムは、ヴァルキリーのサーキット走行専用バージョンであるAMR Proを使って開始された。タッグを組むハート・オブ・レーシングが2025年に使用する新型LMH車両は、このAMR Proをベースに開発されるのだ。

 アストンマーティンの耐久レース責任者であるアダム・カーターは、シルバーストンでのテスト走行について、LMH車両が後にテストを行なう前の”初期システムテスト”だと説明した。

 彼曰くAMR Proを使って、『いくつかの基本的なソフトウェアに関する作業』を行なったという。

 このテストは「シルバーストンで極寒の日」に行なわれ、ドライビングは「アストンマーティン・レーシング・ファミリーの信頼できるメンバー」が担当したとカーターは述べた。

 また、実際にLMH車両が走り出すまでに、AMR Proでさらなるテストが計画されているようだ。

Aston Martin Valkyrie AMR Pro

Photo by: JEP / Motorsport Images

Aston Martin Valkyrie AMR Pro

 カーターは、ヴァルキリーLMHの開発は依然として計画通りだと話し、今年の第2四半期末には予定通りサーキットでの実走ができると見ている。

「非常に集中的なテストになるだろう。なぜなら我々には掲げた目標について集中し、懸命に取り組むことができるようなプラットフォームがすでに存在しているからだ」

「そのテストの内容についても、非常に明確な目標がある」

 AMR Proは、2019年のル・マン24時間レース前日に発表された当初のヴァルキリーLMHプロジェクトの中で、総合優勝を狙うためのレースカーとして開発が進められた。しかしその翌年、プロジェクトは凍結されてしまった。

「AMR Proは基本的にル・マンのプロトタイプであり、サーキットカーとして購入し使用することができる。LMP1車両のパフォーマンスを備えた、1000kgで1000bhpのマシンなんだ」

「AMR ProをLMHのベースにすることで、様々なチャンスが生まれ、妥協も少なくなる」

 2025年型ヴァルキリーLMHもAMR Proと同様、ハイブリッド車両ではないため、コスワースが開発した自然吸気のV12エンジンが搭載される予定となっている。

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