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表彰台は逃したケド……キャデラック、WECデビュー戦で4位も「フェラーリ相手に10秒差は良い幕開け」

キャデラックは、WEC開幕戦セブリング1000マイルで表彰台獲得を逃したものの、「4位が妥当だった」とドライバーのアレックス・リンは考えている。

#2 Cadillac Racing Cadillac V-Series.R: Earl Bamber, Alex Lynn, Richard Westbrook

写真:: JEP / Motorsport Images

 3月17日に行なわれた世界耐久選手権(WEC)の2023年シーズン開幕戦セブリング1000マイル。決勝レースではToyota Gazoo Racingの7号車(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペス組)が優勝し、僚機8号車(セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮組)が2位で、トヨタがワンツーフィニッシュを遂げた。

 表彰台最後に一角には、デビュー戦となったフェラーリの50号車(アントニオ・フォッコ/ミゲル・モリーナ/ニクラス・ニールセン組)が入り、ル・マン・ハイパーカー(LMH)規定のマシンがトップ3を独占した。

 LMDh勢の最上位は、こちらもWECデビュー戦となったキャデラックの2号車(アール・バンバー/アレックス・リン/リチャード・ウェストブルック組)が獲得した4位。トヨタ勢からは2周落ちとなったものの、3位のフェラーリからはわずか10秒遅れと、リンは「妥当な結果だ」と考えている。

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 キャデラックは、スタートから2時間が経過した際に出されたフルコースイエローの手順を守らなかったとしてドライブスルーペナルティを受けたものの、5位で同じくLMDh勢であるポルシェの5号車に2周差をつけた。

 表彰台こそ逃したものの、リンは開幕戦での4位という結果をポジティブにとらえている。

「キャデラック・レーシングにとって、強く、前向きな一日になったことは間違いない」とリンは言う。

「WECでの挑戦を4位でスタートすることになったが、週末のスタート時点からこの順位が妥当だと考えていた」

 

「みんながひとつのチームになって、全く新しいプログラムに取り組む最初のレースだった。まだまだ改善すべき点はあるが、そこでフェラーリのような強力なチームを相手に表彰台まであと10秒差まで迫ったことは、まさに素晴らしい幕開けだ」

「僕らチームは良い成果を求めている。良い結果には満足だけど、もっと上を目指しているんだ」

 バンバーはレース距離のほぼ半分で2号車のステアリングを握り、レース終盤は3番手のフェラーリ50号車を追いかけた。

「フェラーリとは表彰台を争っていたけど、最後にフルコースイエローが出たのは少しツイていなかった」

 とバンバーは言う。

「”ベスト・オブ・ザ・レスト”にはなれたし、これからもプッシュしていくよ」

「LMDhでの(WEC)デビュー戦で、チームは素晴らしい仕事をしてくれた。次戦ポルティマオに向けて頑張るよ」

 またウエストブルックも、レース後、次のように語った。

「みんなを誇りに思う。トラブルにも見舞われず、運が良ければ3位になれたかもしれない」

「これから前進あるのみだ。レースを通して多くのデータを得た。それはとても貴重なモノだ。どんな8時間テストよりも良いモノだ」

 

 ゼネラル・モーターズ(GM)のスポーツカーレーシングプログラムのマネージャーであるローラ・ウォントロプ・クラウザーは、1月に行なわれたIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の開幕戦デイトナ24時間レースでのLMDhでのレースデビューに続く、キャデラックのWECデビューでのパフォーマンスに満足している様子を見せた。

「2022年、このマシンの開発、テストスケジュール、そして私たちが経験した全てのことは、チームにとって非常に厳しいモノでした。しかし、我々はその結果を目の当たりにして、我々が費やした全てのしごとと献身に誇らしく思います。その価値はあったんです」

「そして、WECとIMSAの残りシーズンに向けて、このマシンの素晴らしさを世界に知らしめることが待ちきれません」

「このマシンのスイッチを入れるたび、なにかを学び得ることができます。そして、レースは学ぶための最良の手段です。だから私たちは成長し、より良くなっていきます」

 
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