ニック・キャシディ、2022年はAFコルセからWEC参戦。ジャンカルロ・フィジケラの後釜
ニック・キャシディは、2022年シーズンのWECでAFコルセからLM-GTE Amクラスに参戦することとなった。
2020年まで日本を拠点に活躍し、2021年はフォーミュラEに参戦したニック・キャシディ。2022年もフォーミュラEに継続参戦する予定となっているが、それと並行してWEC(世界耐久選手権)のLM-GTE Amクラスにもデビューすることが決まった。
キャシディがドライブするのは、AFコルセの54号車フェラーリ488 GTE。昨年はフランチェスコ・カステラッチ、トーマス・フローア、そして元F1ドライバーのジャンカルロ・フィジケラの3人がこのマシンをドライブしたが、キャシディはフィジケラに代わってステアリングを握ることとなった。
キャシディは昨年、DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)でAFコルセのアルファタウリカラーのマシンを駆り、ノリスリンクでの最終ラウンドに出走しており、AFコルセとは既に関係を築いている。また、フェラーリは2023年に最高峰LMHクラスに参入する予定であり、キャシディとしても将来的にフェラーリのハイパーカーでWECを走るという道が開けたとも言える。
キャシディはかねてよりル・マン24時間レースへの出走を目指していたが、その試みはスケジュールの都合や渡航制限などで実現せずにいた。昨年8月のル・マン24時間にはHubAutoから参戦予定でエントリーリストにも記載されていたが、フォーミュラEの最終戦を優先した関係で参戦は叶わなかった。
なお、キャシディにシートを明け渡す形となったフィジケラが、今後何らかの形でAFコルセまたはフェラーリに残るかどうかは明らかになっていない。
2022年シーズンのWECは、3月にセブリング1000マイルで開幕する。ル・マン24時間は過去2年間、コロナ禍の影響を受けて開催時期が夏場にずらされていたが、今季は通常通り6月に開催される予定だ。
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