WEC 富士6時間レース
苦境を脱するためにもがくトヨタ。小林可夢偉「今までやっていないチャレンジをして、今後につなげたい」
TOYOTA GAZOO Racingの7号車ドライバー兼チーム代表の小林可夢偉は、WEC富士の予選を受けて、今までやっていなかったチャレンジをしていると明かした。
松本 和己
編集: 2025/09/27 13:05
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

#7 Toyota Gazoo Racing Toyota GR010 - Hybrid: Kamui Kobayashi
写真:: Andreas Beil
WECでトヨタが苦戦している。6年連続コンストラクターズチャンピオンに輝いたチームが、今季は表彰台なし。ホームレースの富士でも、ポールポジションは全く望めない状態だった。
ニック・デ・フリーズがアタックを担当した7号車は、アタックにミスがあったとはいえ14番手。8号車は平川亮が渾身のアタックでハイパーポールに進出したが、首位から0.835秒差の8番手となった。
その要因の大部分を、性能調整(BoP)が占めているのは明白だ。ただ、そんな中でもトヨタは現状をなんとかしようともがいている。
「予選は僕らのクルマは14番手ということで、かなり厳しい予選ポジションです」
チーム代表兼7号車のドライバーである小林可夢偉は、そう予選を振り返った。
「ニックもうまくアタックをまとめられなかったとは言っているものの、トップとはかなり離れているので、何ができるか、しっかりチームと解析しながら、明日に向けて準備していきたいなというふうに思っています」
直近の数レースと比べて、ポジティブなところは見つかったかと問われると、小林は現在チームが取り組んでいる”チャレンジ”について、次のように語った。
「我々のホームレースということで、かなり意気込んできたんですけれども、ケツに火がついている状態で挑んでいます。正直言うと苦戦してて、何がポジティブかって言うと、もう無くすものがない状態で、いろいろチャレンジしようというところですね」
「レースペースも速いわけでも、自信を持っているわけでもないので、ナチュラルには表彰台を取れません。いわゆるストラテジーであったりセットアップで今までやったことないこともやりつつ、何か良いモノを見つけられたが、それは今後につながると思っています」
「逆に今までそういうチャレンジをしてこなかったっていうところが今に至っている部分もあると思います。今エンジニアもドライバーも、かなり時間をかけて解析などをやっていて……どちらかというと今は精神コントロールの方が大変かなと。みなさん熱くなっているので」
「でもそういうところが人を鍛えていい車を作るみたいなところにつながると思いますし、やっぱり仲良しごっこでは勝つこともできないと思います。自分らの意見を言い合って、速いクルマを作るためにしっかりやっていければなというふうに思っています」
「すぐに結果が出るとは思ってないんですけども、この辛い時間をどういうふうに使うかが、あの今後につながるかなと思っています」
そうした中で、7号車と8号車の状態が揃っていないことが問題となっていると小林は明かし、特に7号車は不安定になっているという。
「2台が揃っていない理由が残念ながらちょっと分からなくて、色々ガチャガチャやっています。8号車は安定しているんですけど、僕らがアップダウンしてちょっと迷走気味です」
「今日、僕がちょっとこれをやってほしいっていうことをやったので、それでも変わらなかったら、揃えるために最終戦バーレーンに向けてクルマをガラッと変えた方がいいのかなと考えています」
母国レースの富士も、チャレンジの一環となっているトヨタ。決勝レースで光明を見つけられるか、期待したい。
関連ニュース:
WECトヨタ7号車のデ・フリーズ、予選アタックで痛恨ミス「もっと行けたかもしれないけど、これが現実」|WEC富士
WEC平川亮、WEC富士の予選アタックは概ね満足も結果に落胆「今は辛抱。この厳しい時間がチームを強くする」
WEC驚速のキャデラックが1-2。12号車リンが2年連続ポール。トヨタは8号車が8番手。LMGT3ではバリチェロ息子が躍動|WEC富士6時間予選
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 トヨタ7号車のデ・フリーズ、予選アタックで痛恨ミス「もっと行けたかもしれないけど、これが現実」|WEC富士
次の記事 WEC富士6時間スタート! キャデラック勢がワンツー、トヨタ7号車が後退
More from
松本 和己

読みもバッチリハマった野尻智紀、2戦連続ポール獲得「かなり限界まで攻め切ることができた」
スーパーフォーミュラ
スーパーフォーミュラ
第8戦:SUGO
1 ヵ月前
読みもバッチリハマった野尻智紀、2戦連続ポール獲得「かなり限界まで攻め切ることができた」

36号車au、ウエイト40kgで予選2番手! 山下健太「まさか2番手になるなんて。これ以上は見えなかった」
スーパーGT
スーパーGT
第2戦:富士
4 ヵ月前
36号車au、ウエイト40kgで予選2番手! 山下健太「まさか2番手になるなんて。これ以上は見えなかった」

これがフォーミュラEの未来! 800馬力超えの四駆”モンスター”次世代車両『Gen4』正式お披露目
フォーミュラE
フォーミュラE 5 ヵ月前
これがフォーミュラEの未来! 800馬力超えの四駆”モンスター”次世代車両『Gen4』正式お披露目
最新ニュース

本当にごめんなさい……コラピント、多重クラッシュの被害者ガスリー&ノリスに謝罪。次戦でペナルティ消化へ
F1
F1 F1
アゼルバイジャンGP
2 時間前
本当にごめんなさい……コラピント、多重クラッシュの被害者ガスリー&ノリスに謝罪。次戦でペナルティ消化へ

あんなヤツ、出場停止だろ! ノリス、魚雷アタックのコラピントに怒り爆発「F1ドライバーにふさわしくない」
F1
F1 F1
アゼルバイジャンGP
11 時間前
あんなヤツ、出場停止だろ! ノリス、魚雷アタックのコラピントに怒り爆発「F1ドライバーにふさわしくない」

トヨタ、水素レースプロジェクトMissionH24に水素”レーシングエンジン”供給へ……中嶋一貴「耐久レースにおける可能性を拡大する」
WEC
WEC WEC
Fuji
14 時間前
トヨタ、水素レースプロジェクトMissionH24に水素”レーシングエンジン”供給へ……中嶋一貴「耐久レースにおける可能性を拡大する」

フェルスタッペン、予選でクラッシュのアントネッリを擁護「みんな彼が何歳なのか忘れている」
F1
F1 F1
アゼルバイジャンGP
15 時間前
フェルスタッペン、予選でクラッシュのアントネッリを擁護「みんな彼が何歳なのか忘れている」
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録