元F1ドライバーのダニール・クビアト、ランボルギーニ入り! 2024年デビューのLMDh車両開発に取り組む
元F1ドライバーのダニール・クビアトは、ランボルギーニのファクトリードライバーに加わり、LMDhのテストを担当するようだ。
かつてトロロッソやレッドブルでF1を戦ったダニール・クビアトが、ランボルギーニ・スクアドラ・コルセのファクトリードライバーとなり、年内にランボルギーニのLMDh車両のテストを担当するようだ。
ランボルギーニは2024年にLMDh車両で、FIA世界耐久選手権(WEC)とIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に参戦する予定だ。これまでにミルコ・ボルトロッティ、アンドレア・カルダレッリ、ロマン・グロージャンがLMDhプログラムのドライバーに指名されており、クビアトは4人目のドライバーとなる。
ランボルギーニは、スイスのDCレーシング・ソリューションズ社と提携し、傘下のアイアンリンクスがランボルギーニのパートナーチームとしてWECやIMSAに参戦する予定だ。またDCレーシング・ソリューションズ社はプレマ・エンジニアリングも所有しており、プレマもランボルギーニのLMDhプロジェクトをサポートしていくという構図になっている。
ロシア出身のクビアトは、イタリアのライセンスでレース活動を続けており、今年はWECのLMP2クラスにプレマから参戦。チームメイトにはランボルギーニでも同僚となるボルトロッティが名を連ねている。開幕戦セブリングでは、プレマ63号車は総合9位、LMP2クラス3位となっている。
今季がクビアトのWEC初シーズンとなっているが、本来は昨年、GドライブからWECデビューを果たす予定だった。ロシアのウクライナ侵攻に伴うGドライブのエントリー取り下げにより、デビューが流れていた。
#63 Prema Racing Oreca 07 - Gibson: Doriane Pin, Mirko Bortolotti, Daniil Kvyat
Photo by: JEP / Motorsport Images
ランボルギーニ・スクアドラ・コルセの責任者であるジョルジオ・サンナは、次のように述べた。
「我々は、ダニールをランボルギーニに迎えられることを非常に嬉しく思っており、彼が2023年を通じて我々のLMDhプロジェクトにとって強力な資産となると信じている」
「ダニールの主な役割は、来年デビューするプロトタイプカー(の開発で)エンジニアやメカニックと密接に協力することだ。彼の他のレースカテゴリーでの豊富な経験から、2024年に我々が走り出す上で彼が重要な役割を果たすことは間違いない」
クビアトは、ランボルギーニへの加入を「とても光栄なこと」と表現した。
「ランボルギーニは自動車の世界で偉大な歴史を持つ、非常に有名なイタリアのブランドであり、イタリアで育った僕にとってこれはさらなる誇りの源だ」
ランボルギーニが自社開発した新しいツインターボV8エンジンを搭載するLMDh車両は、夏に走行を開始する予定である。
ランボルギーニとアイアンリンクスは、WECとIMSAの耐久イベントに1台ずつ参戦することを約束しているが、来年1月のIMSA開幕戦にマシンが間に合う可能性は低くなってきつつある。
アイアンリンクスは、この2つのプログラムにどのようにドライバーを割り当てるかについて話すのは時期尚早であると述べている。
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