WEC
WEC、カタールでの公式テストおよび開幕戦に向けて性能調整を発表。トヨタGR010はクラス最重量に
WECのプレシーズンテストを前に、今シーズン最初の性能調整が発表された。昨年のタイトルを獲得したポルシェとトヨタの車重が重くなっている。

Gary Watkins
公開日時: 2025/02/20 9:56
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#8 Toyota Gazoo Racing Toyota GR010 - Hybrid: Sebastien Buemi, Brendon Hartley, Ryo Hirakawa, #5 Porsche Penske Motorsport Porsche 963: Matt Campbell, Michael Christensen, Frederic Makowiecki
写真:: Andreas Beil
WEC(世界耐久選手権)はカタールで2月26日(水)~28日(金) に開催されるシーズン開幕戦に向けて準備を進めている。そして2月21日(金)~22日(土)にカタールで行なわれる公式プレシーズンテストを前に、シーズン最初の性能調整(BoP)が発表された。
2025年は、ハイパーカークラスが8メーカー計18台、LMGT3クラスは9つのGT3メーカーから各社2台が参戦。特に今季は、新たにアストンマーティン・ヴァルキリーAMR-LMHが登場する。
車種ごとのパフォーマンスを調整するBoPの第1弾は、水曜日夕方に発表された。これは公式テスト”プロローグ”だけでなく、開幕戦にも適用される。この開幕戦は、12月18日のカタール建国記念日にちなんで総距離1812kmで開催され、最大レース時間は8時間となっている。
今回発表されたBoPによって、ハイパーカークラスで昨年タイトルを獲得したポルシェとトヨタが、最も重いクルマで開幕戦を戦うことになった。
昨年、6号車がドライバーズチャンピオンを獲得したポルシェは、34kgのバラストを積み、ポルシェ963の車両最低重量は1064kgに。最終戦で逆転マニュファクチャラーズチャンピオンに輝いたトヨタのGR010ハイブリッドは今年、それよりも1kg重い1065kgとなっている。
ポルシェ963の最高出力は508kWとなっており、時速250km以上の速度域の出力を調整するパワーゲインと呼ばれる項目はプラス0.8%となっている。
トヨタGR010は503kWとポルシェよりも最高出力が低い一方で、パワーゲインはプラス3.4%とされている。また、1スティントで使えるエネルギー量は909MJで、これはポルシェと同じとなっている。
Aston Martin Valkyrie LMH Silverstone testing
Photo by: Aston Martin Racing
その他のハイパーカークラス車両で、次に重量が重いのはアルピーヌA424だ。車重は1043kgで最高出力は508kWだが、パワーゲインはマイナス3%、1スティントあたりのエネルギー量は903MJとなっている。
新参者のアストンマーティン・ヴァルキリーは12kgのバラストを積んで1042kg。最高出力は504kW、パワーゲインはプラス0.4%増、1スティントのエネルギー量は899MJとなっている。
昨年、トヨタやポルシェとタイトルを争ったフェラーリ499Pは1037kg。一方で最高出力は501kW、パワーゲインは調整なし。1スティントのエネルギー量は897MJと、全車で最も少ない。
BMW MハイブリッドV8は重量はフェラーリと同じ1037kg。出力505kW、パワーゲインはプラス0.6%、エネルギー量は902MJとなっている。
プジョー9X8はわずか1kgのバラストを積み1031kg。最高出力はもっとも高い520kWだが、パワーゲインはマイナス5.8%となっている。エネルギー量は908MJだ。
もっとも軽量なマシンはキャデラックV-シリーズ.Rで、バラストなしの1030kg。最高出力は503kWでパワーゲインはプラス3.2%。エネルギー量は898MJとなっている。
LMGT3クラスでは、残念ながら他のGT3シリーズと比べてかなり重いウエイトが採用されている。グリッド最重量はコルベットZ06 LMGT3.Rの1374kg。次点でメルセデスAMG LMGT3の1371kgだ。最軽量はBMW M4 LMGT3の1344kgとなっている。
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