フェラーリ、同じ布陣で2024年のWECハイパーカーに挑戦。ル・マン2連覇&シリーズタイトル獲得目指す
フェラーリは、2024年の世界耐久選手権ハイパーカークラスを、2023年と同じドライバーラインアップで戦うと発表した。
2024年シーズンの世界耐久選手権(WEC)開幕に先立ち、フェラーリは2023年と同じドライバーラインアップでハイパーカークラスへ参戦すると発表した。
51号車フェラーリ499Pには、2023年のル・マンウィナーのトリオであるジェームス・カラド、アレッサンドロ・ピエール・グイディ、アントニオ・ジョビナッツィが再び乗り込み、姉妹車の50号車にはアントニオ・フオコ、ニクラス・ニールセン、ミゲル・モリーナが乗る。
2023年11月に発表されたWECエントリーリストでは、2台の499Pに乗るドライバーとしてピエール・グイディとフオコのみがリストアップされていた。ただ、フェラーリのスポーツカー部門を率いるアンドネッロ・コレッタは、ハイパーカー参戦2年目にしてドライバーラインアップに変更を加える可能性は低いと語っていた。
カラドはクリスマスを前に複数年契約を結んでおり、今回のラインアップ確定はそれに続くモノ。ニールセンも11月に新たな契約に合意したと発表されていた。
Photo by: Ferrari
#50 Ferrari AF Corse Ferrari 499P: Antonio Fuoco, Miguel Molina, Nicklas Nielsen
「FIA WECの2024年シーズンにも、昨年フェラーリAFコルセの499Pで戦ったドライバーを起用したのは、継続性へのコミットメントを反映したモノだ」
声明の中でコレッタはそう語った。
「2023年には、これらのクルーが世界選手権の最高峰クラスに初参戦し、ル・マンでの優勝や7戦中6戦での表彰台フィニッシュなど、目覚ましい結果を達成した。その結果、マニュファクチャーラーズタイトルで見事な2位を獲得することができた」
「マシンを開発し、そのポテンシャルを発揮し続ける中で、我々は共に経験を積んできた」
「それらを基礎として、我々はドライバーへの信頼を新たに、目前に迫った2024年シーズンを楽観的に待ち望んでいる」
なおAFコルセは、カスタマー車両として3台目の499Pを2024年シーズンのWECに投入する。
元F1ドライバーのロバート・クビサがそこに乗ることが明かされているものの、チームメイトは未発表となっている。ただ12月にフェラーリのファクトリードライバーとしてイーフェイ・イェが加入したことから、彼がこのドライバーラインアップに加わることは間違いなさそうだ。
最後の一席には、フェラーリF1でリザーブドライバーを務め、2023年はAFコルセからGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ耐久カップに参戦したロバート・シュバルツマンの名前が候補として挙がっている。
2024年のWECは、3月2日にカタールのルサイル・インターナショナル・サーキットにて開幕する。
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