フェラーリ、WEC第5戦サンパウロで499Pにアップデート投入。ブレーキダクトや空力改善
フェラーリはWEC(世界耐久選手権)のLMHマシン499Pに、初のアップデートを行なうことを明らかにした。
#50 Ferrari AF Corse Ferrari 499P: Antonio Fuoco, Miguel Molina, Nicklas Nielsen
写真:: Nikolaz Godet
2023年からWEC(世界耐久選手権)のハイパーカークラスへデビューしたフェラーリの499P。そのマシンが、2024年の第5戦サンパウロ6時間レースで初めてアップデートされることが明らかにされた。
今回、フェラーリ499Pは、冷却効率の向上を目的としたブレーキダクトの再設計と、いくつかの小さなエアロダイナミクスの変更を受けることとなった。
フェラーリのスポーツカー部門でテクニカルディレクターを務めるフェルディナンド・カンニッツォは、このアップデートによってラップタイムが向上するとは期待していないものの「ブレーキ性能がより求められ決定的となるコースで、マシンの汎用性が高くなり、より適応を楽にするもの」だと説明した。
#50 Ferrari AF Corse Ferrari 499P: Antonio Fuoco, Miguel Molina, Nicklas Nielsen
Photo by: Emanuele Clivati | AG Photo
「2023年シーズンはマシンの素晴らしいパフォーマンスがありつつも、我々はブレーキ冷却において限界を経験してきた」
「そのため、我々は風洞とトラックで新しい冷却ダクトの設計を決めて開発し、気流の流れを変えて効率を高めた」
「この変更によって、499Pはバランスに影響を受けたものの、我々はマシンのその他の部分を調整することで、望ましい値に回復することができた」
「具体的にはアンダーボディを変更し、いくつかのガーニーフラップの高さを調整、そしてフロントのヘッドライト下に”フリック”を導入した」
「このアップデートによって、テクニカルレギュレーションによって決められているパフォーマンスウインドウ内で、499Pのポジションを維持することができるようになった」
LMHまたはLMDhのプロトタイプマシンは、現行規定で5回のエボ・ジョーカー使用が各メーカーに認められている。カンニッツォは以前、そのジョーカーの使用は「今年か来年」と語っていた。
今シーズン、フェラーリはル・マン24時間レースで50号車(アントニオ・フオコ、ミゲル・モリーナ、ニクラス・ニールセン)が勝利し、ランキングで2位に浮上。首位6号車ポルシェとの差を9ポイントに縮めている。
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