ヒョンデ傘下ジェネシス、LMDh車両で3000km走破。来季WEC参戦に向けた初テストを完了……ドライバーからも好評
ジェネシスは来季からのWECハイパーカークラス参戦に向けて、初テストを完了した。
Genesis Magma Racing, GMR-001 Hypercar
写真:: Genesis
2026年から世界耐久選手権(WEC)に参戦するジェネシスは、フランスのポール・リカール・サーキットでLMDh車両GMR-001の初テストを実施。約3000kmを走行した。
ヒョンデ傘下のラグジュアリーカーブランドであるジェネシス。来年3月のWEC初陣が刻々と迫る中、8月上旬には来季ドライバーとして契約を結ぶアンドレ・ロッテラーとピポ・デラーニが車両のシェイクダウンをポール・リカールの練習コースで実施した。
そして8月19日から3日、その後8月28日からさらに2日と計5日間にかけてジェネシスは初回テストを実施。ロッテラーとデラーニがサーキットを500周以上走破した。
今回のテストはGMR-001の機械・電気システムと、自社開発の3.2リッターツインターボV8エンジンを中核とするハイブリッドパワートレインの調整が焦点となっていた。
ジェネシスのテクニカルディレクターを務める“FX”ことフランソワ-ザビエル・ドゥメゾン曰く、初回テストは成功裏に幕を閉じたようだ。
「我々は進行可能な計画を用意していた。これはチーム全体にとって非常に有望だ」とドゥメゾンは言う。
Genesis Magma Racing, GMR-001 Hypercar
Photo by: Genesis
GMR-001には、初走行時に“軽微な問題”が発生したものの、ポール・リカールにあるジェネシスのレース拠点でテスト中断期間を活用し、シャシー開発を担当したオレカ・モータースポーツと共に解決策を導き出し、最後の2日間を迎えたという。
「新しいマシンに新しいエンジンだ」とドゥメゾンは言う。
「問題が生じるのは当然だが、我々には問題を可能な限り迅速に解決できる優秀なエンジニアチームがいる」
「テストを実施する理由はここにある。可能な限り多くの問題を見つけ、可能な限り迅速に修正するにあるのだ」
【ギャラリー】ジェネシス・マグマ・レーシング、GMR-001の初テストを完了
ジェネシスは、5日間のテストを通じてGMR-001のバランス調整に着手することができたと明かした。
チームのチーフエンジニアを務めるジャスティン・テイラーは初回テストを終えて次のように語った。
「既に車両の性能について議論できる段階に達している。正直なところ、これほどの進展は予想していなかった」
「ドライバーたちは全システムについて必要なフィードバックを提供してくれており、同時にGMR-001をいかに速くしていくかという点にも既に着手している」
ロッテラーはGMR-001を「明らかに優れた素養」で「ドライビングが楽しい」と評した。またデラーニは「開発をスタートする上で良い基盤」と呼んだ。
今後ジェネシスはポール・リカールでの初テストを皮切りに、ヨーロッパを拠点としたテストスケジュールをこなしていくこととなる。
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