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グリッケンハウス、5月のWECスパ開幕にもマシンが間に合わない可能性。コロナの影響で遅れ

今季、WECのハイパーカークラスに参戦するグリッケンハウスだが、5月の開幕戦スパまでにマシンが間に合わない可能性があるという。

Romain Dumas, Glickenhaus 007 LMH

写真:: Motul

 スクーデリア・キャメロン・グリッケンハウスは、FIA世界耐久選手権(WEC)のハイパーカークラスに参戦するべく新車『007 LMH』の開発を進めているが、5月1日にスパ・フランコルシャンで開催される開幕戦までに、マシンの準備が整わない可能性があると認めた。

 グリッケンハウスは2台体制でWECにフル参戦する予定となっているが、当初アメリカのセブリングで行なわれる予定だった開幕戦は、ヨーロッパで開発・テストを進める関係で欠場することが決まっていた。

 しかし、開幕戦はセブリングからポルトガルのアルガルヴェ・サーキットに開催地が変更。これによりグリッケンハウスは開幕戦への参戦意思があることを示唆したものの、結局は出場を回避することを発表した。

 その後、例年6月に行なわれるル・マン24時間レースが8月中旬に延期されることが決まった。これを受けてWECは、ファンがレースに参加できる可能性が高まることを期待し、ポルトガルでのレースを6月12~13日に移動させた。この結果、WECの開幕戦は5月1日のスパとなった。

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 グリッケンハウスは、スパでのレースに間に合うように007 LMHのホモロゲ-ションを完了させ、レースに臨む自信があると語っており、4月にアラゴンで30時間の耐久テストを行なった後、デザインを最終決定する予定だった。

 しかしチームの創設者であり、アメリカの映画プロデューサーのジェームズ・グリッケンハウスはmotorsport.comの取材に対し、コロナ禍の影響が長引いているため、予定していたスケジュールを確実にこなすことが難しくなってきていると話した。

「我々は5年間レースに参加できるクルマを作っているんだ。準備が整わないうちに急ぐのは、全くもって愚かなことだ」

「スパには行けると思うが、物事を成し遂げるのはとても難しいところだ。クラッシュテストが終わったばかりで、今は空力テストの日程を決めようとしているところだ。だがスタッフや新型コロナウイルスなどの問題があって、日程が決まらないんだ」

「だから準備が遅れている。そして最終的にはスパでのレースに出ることが不可能になるような期限まで追い込まれてしまうかもしれない。そうなると、ポルトガルからの参戦になる」

「私はスパでレースがしたいと思っているが、どうなるかは分からない。奇妙な時代だよ」

 007 LMHは先月、ヴァレルンガ・サーキットでシェイクダウンを実施。その後、モンツァで2日間のテストを行なった。さらに今週、ヴァレルンガに戻って3度目のテストに臨んでいたが、このテストはクラッシュで走行を切り上げたようだ。

 しかしジェームズ・グリッケンハウスはこれまでの走行距離には満足していると語り、クラッシュ発生時までに100周以上走っていたという。

「クルマはとても強力だ。LMP1マシンとは違うので、ドライバーにとっても学ぶことが多い。それは(1990年代の)GT1カーのようなものなんだ」

 グリッケンハウスの007 LMHは、トヨタのGR010と同じくLMH規定のハイパーカーだが、ハイブリッドシステムは搭載していない。また、この2台はアルピーヌA480と戦うことになる。このA480は、昨年までレベリオンが使用していたマシンをリバッジしたもので、レギュレーション移行期間のため参戦が許されているLMP1マシンだ。

 さらに、2023年からはアウディやポルシェがLMDh規定のマシンでWEC最高峰クラスに復帰する。そのため、WECは性能調整を行ない、規定の異なるマシンが激しい競争を繰り広がられるようにしていく予定だ。

「彼ら(WEC)はハイブリッドのトヨタとノンハイブリッドの我々、アルピーヌの古いLMP1、そしてポルシェとアウディが(2023年に)LMDhのクルマを持ってきた時に、どうやってパフォーマンスのバランスを取るつもりなのだろうか? 非常に興味深いね」

「しかし私は、彼らがそれを成し遂げると楽観視している。誰もがそうなることを望んでいる。性能調整がうまく機能することを願うよ」

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