WEC
グリッケンハウス、WEC第2戦ポルティマオは“1台のみ”エントリーへ。第3戦以降は2台体制を予定
WECのハイパーカークラスに参戦するグリッケンハウスは、6月の第2戦ポルティマオへ“1台のみ”マシンをエントリーさせる予定だと分かった。
Jamie Klein Heiko Stritzke
編集: 2021/05/11 9:00
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

スクーデリア・キャメロン・グリッケンハウスは、FIA世界耐久選手権(WEC)のハイパーカークラスへ参戦するため、新車『007 LMH』の開発を進めてきた。ただ5月に行なわれた開幕戦スパは欠場。第2戦ポルティマオでの参戦開始を目指すとしていた。
そのグリッケンハウスは、第2戦ポルティマオにエントリーすることを認めた。しかし今回エントリーするのは“1台のみ”で、2台体制によるフルエントリーが実現するのは7月16〜18日に予定されている第3戦モンツァ以降になるようだ。
Read Also:
ポルティマオで投入されるマシンは、これまでチームがテストプログラムを走らせてきた1台目ではなく、新造されたシャシーによるものになる。そして1台目に関しては、5月末に予定されている30時間の耐久テストを走った後、作り直されることになる。
今回のグリッケンハウスがエントリーすることで、ポルティマオ戦はハイパーカークラスに計4台が出走することになる。トヨタのGR010 HYBRIDが2台、アルピーヌA480(LMP1マシンによる参戦)が1台、そしてグリッケンハウスの1台だ。
チームの創設者であるジム・グリッケンハウスはmotorsport.comに対し、今回の1台体制によるエントリーについて次のように説明している。
「我々は常に1チーム2台による参戦を考えてきた。ただ(ホモロゲーションテストに向け)新しいクルマを用意できたなら、その方がパフォーマンスウインドウに近づくことが容易になる」
「現在我々は、ハイパーカーに良い感触を持てているところなんだ」
「2週間後に予定されているアラゴンでの30時間のテストで、マシンに機械面での問題がないことを確認するが、それはホモロゲーションには影響しない。アラゴンに我々は2台のマシンを持ち込み、ポルティマオでのレースに向けシェイクダウンを行なうんだ」
「ポルティマオでは我々は1台の新車を走らせる。そして1台目のマシンはその後、ニューマシンに合わせて完全に作り直すことになる」
「これまでテストしてきた“黒い(未カラーリングの)マシン”だが、ニュルブルクリンク24時間レース(6月3〜6日)へと持ち込むつもりだ。そこでフォルクスワーゲンの電動マシンID.R.と同じようにインスタレーションラップを行なうだろう。そしてグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(7月8〜11日)へも向かうことになる」
「モンツァでのレースまでには、準備が整っているだろう。モンツァ、そしてル・マン24時間(8月18〜22日)では2台のクルマを用意するつもりだ」
なおグリッケンハウスはル・マン24時間以降に予定されている第5戦富士、第6戦バーレーンに関しては、エントリーについて確約していないと付け加えている。
「私はレースを愛しているが、ただのレーサーではなく、公道を走行可能なクルマを作る会社を所有しているんだ」
「ヨーロッパでも同様のことをするつもりだ(※グリッケンハウスの本拠地はアメリカ)。ただクルマを売るためには、資金が必要となっている。日本ではクルマは売っていないし、中東でも売っていないんだ」
Read Also:
- ポルシェとペンスキーがタッグ! LMDhマシンでWECとIMSAにファクトリー体制で参戦
- アウディがLMDhプロジェクトの詳細を発表。2023年デイトナ24時間でのデビュー目指す
- アキュラ、IMSAへの参戦継続を発表。”LMDh時代”に突入する2023年まで
- 小林可夢偉、SF欠場の理由は個人的なワガママと語る「日本人が世界で活躍する姿を見て欲しかった」
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 ポルシェとペンスキーがタッグ! LMDhマシンでWECとIMSAにファクトリー体制で参戦
次の記事 ポルシェ&アウディ、LMDhマシン開発でマルチマチックと提携
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
Jamie Klein

来年はGT300の1戦に。“お祭り”色の強い今年の鈴鹿1000kmも存分に味わおう|英国人ジャーナリスト”ジェイミー”の日本レース探訪記
スーパーGT
スーパーGT
第5戦:鈴鹿
14 日前
来年はGT300の1戦に。“お祭り”色の強い今年の鈴鹿1000kmも存分に味わおう|英国人ジャーナリスト”ジェイミー”の日本レース探訪記

雨のSF富士で予選トップ3に入ったブラウニングとオサリバン。知られざる数奇な“腐れ縁”|英国人ジャーナリスト”ジェイミー”の日本レース探訪記
スーパーフォーミュラ
スーパーフォーミュラ 1 ヵ月前
雨のSF富士で予選トップ3に入ったブラウニングとオサリバン。知られざる数奇な“腐れ縁”|英国人ジャーナリスト”ジェイミー”の日本レース探訪記

WECトヨタの祝福すべき50勝目。しかしBoP非公開で“真の実力”はブラックボックス|英国人ジャーナリスト”ジェイミー”の日本レース探訪記
WEC
WEC 4 ヵ月前
WECトヨタの祝福すべき50勝目。しかしBoP非公開で“真の実力”はブラックボックス|英国人ジャーナリスト”ジェイミー”の日本レース探訪記

More from
Scuderia Cameron Glickenhaus

グリッケンハウス、来季のWECハイパーカークラスには参戦せず。クラス黎明期を支えるも「我々のような小さな会社がWECに出る意味はない」
WEC
WEC 2023/10/17
グリッケンハウス、来季のWECハイパーカークラスには参戦せず。クラス黎明期を支えるも「我々のような小さな会社がWECに出る意味はない」

グリッケンハウス、2023年もWECハイパーカークラスへ「最低でも1台」で参戦継続。カスタマー投入も視野に
WEC
WEC 2022/12/14
グリッケンハウス、2023年もWECハイパーカークラスへ「最低でも1台」で参戦継続。カスタマー投入も視野に

グリッケンハウス、エンジンのミスファイアで全力発揮できずも「709号車が表彰台でハッピー」
WEC
WEC
ル・マン24時間レース
2022/06/13
グリッケンハウス、エンジンのミスファイアで全力発揮できずも「709号車が表彰台でハッピー」
最新ニュース

F1分析|幸運だっただけじゃない。アントネッリ、自らの判断でピットに飛び込み勝利をもぎ取る……20歳の驚異的な決断力。最速ノリスは不運|F1スペインGP決勝
F1
F1 F1
スペインGP
27 分前
F1分析|幸運だっただけじゃない。アントネッリ、自らの判断でピットに飛び込み勝利をもぎ取る……20歳の驚異的な決断力。最速ノリスは不運|F1スペインGP決勝

「無事に戻って来れてラッキーだった」ブレーキペダルが底に……ハミルトン、市街地コースで危険なトラブル発生。序盤にガレージへ
F1
F1 F1
スペインGP
57 分前
「無事に戻って来れてラッキーだった」ブレーキペダルが底に……ハミルトン、市街地コースで危険なトラブル発生。序盤にガレージへ

痛恨の転倒ベッツェッキ「本当に辛い。ミスで転んでしまった」タイトル争いは33ポイント差に後退
MotoGP
MGP MotoGP
サンマリノGP
2 時間前
痛恨の転倒ベッツェッキ「本当に辛い。ミスで転んでしまった」タイトル争いは33ポイント差に後退

ホンダ、F1パワーユニット開発体制を変更! 深尾洋一郎氏が新LPLに就任「次世代への技術継承を見据えた移行」
F1
F1 F1
スペインGP
2 時間前
ホンダ、F1パワーユニット開発体制を変更! 深尾洋一郎氏が新LPLに就任「次世代への技術継承を見据えた移行」
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録