ヴァンウォールのWECエントリー却下に、ルキアンCEO「難しい決断だったが、いくつかの基準がOKじゃなかった」
WECのフレデリック・ルキアンCEOは、ヴァンウォールのエントリーを断ることは非常に難しい決断だったと語った。
FIA世界耐久選手権(WEC)の2024年エントリーリストが発表された。ハイパーカークラスは13台から19台にエントリーが増加したが、昨年参戦していたヴァンウォール・レーシングは姿を消していた。
WECのCEOであるフレデリック・ルキアンは、ヴァンウォールに「多くの称賛と尊敬の念を抱いている」と強調したが、FIAやACO(フランス西部自動車クラブ)の代表から構成される選考委員会によってヴァンウォールのエントリーが却下された理由については、詳しく語ろうとしなかった。
「私は全員がグリッドにつくことを望んでいるが、受け入れられる台数(37台)には限りがある。だから、いくつかの決断を下さなければならなかった」
「簡単なことではなかったけれど、論理的で正しい決断を下せたと思う。我々は、競技規則に明記されている様々な基準に基づいて決断を下さなければならない」
「ヴァンウォール・レーシングに関しては、そのうちいくつかがOKではなかった」
エントリーの4つの基準はWECの競技規則に定められており、エントラントの実績、チャンピオンシップへの関心、シリーズまたはその目玉イベントであるル・マン24時間レースへの定期的な参加、そしてチームのオーガナイザーに対する財務状況である。
また、ハイパーカー・クラスに参戦する場合は、”ブランドに関する情報を含むプレゼンテーション資料の提出”も必要となる。というのも、ハイパーカークラスは市販車のメーカーとの関わりが必須となっているからだ。
ヴァンウォールがこの基準を満たしているかどうかについて具体的に尋ねられたルキアンCEOは、コメントを拒否した。
かつてバイコレス・レーシングとしてWECに参戦していたこのチームは2022年のエントリーを拒否されたが、かつてF1に参戦していたヴァンウォールと組んで2023年の参戦を果たした。
ヴァンウォールはヴァンダーベルSと呼ばれる電動SUVを販売。LMH車両『バンダーベル680』の市販車バージョンとサーキット走行用バージョンも発表するなど、市販車メーカーとしての実績作りも進めていた。
ヴァンウォール・レーシングはエントリーリストの発表に先立ち、ギブソン製V8自然吸気エンジンからターボエンジンへの換装を計画。チーム代表のコリン・コレスは、マシンの新バージョンは完成しており、まだ名前が明かされていない新エンジンの納品を待っているところだと話していた。
それだけ真剣に来季のWEC参戦を検討していたことがうかがえるが、エントリーが却下されたことについて、コレスはコメントを避けた。
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