平川亮、2回目のトヨタGR010テスト参加も、来年はまだ未定「このチャンスは逃したくない」
平川亮が、トヨタのWECハイパーカー”GR010 Hybrid”のテストに参加。これが2度目のテストとなったが、厳しい結果になったという。しかし来季チーム入りすることを平川は切望しているようだ。
Toyota GR010Hybrid testing
Toyota Racing
平川亮は、先週カタルニア・サーキットで行なわれたTOYOTA Gazoo RacingのWECテストに参加。平川がトヨタのハイパーカー”GR010 Hybrid”をドライブするのは、これが2度目ということになったが、来年WECにレギュラー参戦することができるかどうかは「まだ分からない」と語った。
平川はこのカタルニアでのテストに、セバスチャン・ブエミ、そして公式テスト兼リザーブドライバーのニック・デ・フリーズと共に参加した。このテストを振り返った平川は、タイヤのマネジメントに苦労したことで、ブエミやデ・フリーズからはペース面で遅れたと認める。
「(今年6月の)ポルティマオの時よりもマシンに慣れましたが、バルセロナ(カタルニア・サーキット)はタイヤのデグラデーションが激しいコースです」
平川はmotorsport.comに対してそう語った。
「タイヤのマネジメント、そしてフィーリングにも苦労しました。ポルティマオでも、ブレーキには苦労していましたし、(今回も)他のドライバーほど良くはありませんでした」
「ブレーキングとタイヤマネジメントを改善し、ミシュランタイヤをもっと理解しなければいけないのは明らかです」
「初日は雨が降っていたのでウエットタイヤを使いました。10周ほどはペースは良かったと思います。でも雨が止んだ後にドライタイヤを履きましたが、正直そのペースは悪くはありませんでした。2日目には違うタイヤとブレーキを使ったのですが、それほど快適には感じられませんでした」
「初日を終えた段階では、少し遅れていただけだったので本当に満足していました。でも2日目には、(ブエミとデ・フリーズに)大きく遅れることになってしまいました。驚きました」
「午前中から午後にかけて改善したんですが、他のドライバーたちも改善したので、なかなか近付くことができませんでした。厳しい状況でした。もっと多くのことを改善し、マシンをもっと理解する必要があると感じました」
「チームは、1日目のパフォーマンスには満足してくれています。そして2日目になぜ遅かったのか、それを調査してくれています。データとオンボードをチェックして、何が問題なのかを調べています」
今年の11月7日には、バーレーンでWECの公式ルーキーテストが開催される予定となっている。しかしこの日程は、スーパーGTのもてぎ戦と日程が重複しているため、平川がここでGR010を走らせる可能性は低いと見られる。
来年WECにフル参戦できるかどうか、その自信は以前よりは高まっているものの、まだ分からないと平川は語る。
「おそらく、以前よりは少し自信を持てていると思います」
そう平川は語る。
「来年についてはまだ分かりませんが、すぐに決まると思います。このチャンスを逃したくないので、トヨタともっと話し合う必要があります」
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