WEC
ル・マン合同テストの性能調整発表。LMHマシンはWEC通常戦と同じピーク出力に
8月21~22日に開催されるル・マン24時間レースで、LMH規定のマシンはWECの通常レースで使用しているパワーレベルで走行することになるようだ。

Gary Watkins
編集: 2021/08/05 5:46
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

8月21~22日に開催される第89回ル・マン24時間レース。15日(日)の合同テストを前に、テストにおけるハイパーカークラス性能調整(BoP)が発表された。トヨタとグリッケンハウスのLMH規定マシンは、今季のWEC(世界耐久選手権)の直近2レースと同じ出力となっている。
トヨタのGR010 HYBRIDのピークパワーは515kW、グリッケンハウスの007 LMHは520kWとなっており、これは6月のWEC第2戦ポルティマオや、7月の第3戦モンツァのレースと同様だ。しかしLMH規定では最大出力について、WECのレギュラーレースでは520kW、ル・マンでは500kWと定められている。
規定を超える出力が設定されたことについて説明はされていない。しかしWECのプロモーターでありル・マンの主催者のフランス西部自動車クラブ(ACO)とFIAは、ハイパーカークラスとLMP2クラスのパフォーマンス・ギャップを維持しようとしており、それが性能調整に表れていると理解されている。
WECの開幕3レースでは、ハイパーカークラスとLMP2クラスマシンのラップタイムがかなり接近。LMP2クラスが総合トップに立つこともあり、この”逆転現象”は大きな話題となった。
トヨタとグリッケンハウスは、最低重量の増加やエンジン出力の低下など、LMP2クラスのマシンを減速させるための対策が十分に進んでいないと主張している。
一方、WECを走るLMP2マシンはシリーズの全レースで、ダウンフォースレベルの低いル・マン仕様のボディワークを使用することになっている。
8月15日に行なわれるル・マンでの合同テストに向けて、ハイパーカークラスのBoPで唯一変更があったのは、フランスのシグナテック・チームが走らせるアルピーヌA480に関するものだった。
A480は1スティントで使用できる最大エネルギー量が918MJから844MJに引き下げられている。その理由は定かではない。
A480は昨シーズンまで、レベリオン・レーシングのR-13としてWECに参戦していたLMP1規定のマシンだ。オレカのLMP2マシンをベースに開発された車両であり、燃料タンク容量が75リットルしかない。一方、トヨタのGR010はプレス資料によると90リットルの燃料タンクを搭載している。
そのため、A480は割り当てられているエネルギー量に相当する燃料を搭載できておらず、WEC開幕戦ではLMHマシンとスティントの長さを揃えることができなかった。ル・マン24時間レースでは30回以上ピットインすることになるため、1回あたりのスティントでどれだけ走れるかはかなり重要な要素となってくるはずだ。
Read Also:
- WECモンツァ6時間:トヨタ勢に相次いだトラブル。しかし7号車が今季初優勝
- 平川亮、初体験のハイパーカーに少々手を焼くも「たくさんの経験を積むことができた」とテストに満足げ
- プジョー、ハイパーカー『9X8』を初公開。”リヤウイングなし”の斬新スタイル! 2022年WECに参戦
- 2021年のル・マン24時間レース、5万人の観客動員へ。ヘルスパスポート活用
- コバライネン、スーパーGTとの日程重複により初のル・マン出場はならず「とても残念」
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 J SPORTS、ル・マン24時間レースをスタート〜ゴールまで独占生放送&生配信! 同日開催スーパーGTも
次の記事 トヨタ、ル・マン24時間に向け準備万端。スパで走り込み、『GR010』のシステム最終チェックを完了
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
Gary Watkins

マクラーレン“MP4/8B”に搭載されたランボルギーニ/クライスラーV12……あのエンジンブローがなければ、F1の歴史が変わっていた?
F1
F1 1 ヵ月前
マクラーレン“MP4/8B”に搭載されたランボルギーニ/クライスラーV12……あのエンジンブローがなければ、F1の歴史が変わっていた?

未だWECで勝利のないプジョー、来季9X8をアップデートへ。2029年までの参戦継続も明言「パフォーマンスを発揮しなければならない」
WEC
WEC
24 Hours of Le Mans
2 ヵ月前
未だWECで勝利のないプジョー、来季9X8をアップデートへ。2029年までの参戦継続も明言「パフォーマンスを発揮しなければならない」

WECの次期ハイパーカークラスの規則骨子が発表。1規格に統一も、シャシー&ハイブリッドの独自開発が認められる方向に。水素車両の参入も?
WEC
WEC
24 Hours of Le Mans
2 ヵ月前
WECの次期ハイパーカークラスの規則骨子が発表。1規格に統一も、シャシー&ハイブリッドの独自開発が認められる方向に。水素車両の参入も?
最新ニュース

これが“ヨーヨーレース”の功罪か。イタリアGPは各所で膠着状態が発生……その中で際立ったメルセデスとアントネッリの傑出度
F1
F1 F1
イタリアGP
1 時間前
これが“ヨーヨーレース”の功罪か。イタリアGPは各所で膠着状態が発生……その中で際立ったメルセデスとアントネッリの傑出度

キミ・ライコネンの息子ロビンがレッドブル育成入り! 11歳の”2代目アイスマン”に翼を授ける
F1
F1 F1
イタリアGP
2 時間前
キミ・ライコネンの息子ロビンがレッドブル育成入り! 11歳の”2代目アイスマン”に翼を授ける

VR46、モルビデリ後任にニッコロ・ブレガを2027年ライダーに起用。WSBKで2026年を支配する強者がMotoGPに転向
MotoGP
MGP MotoGP 2 時間前
VR46、モルビデリ後任にニッコロ・ブレガを2027年ライダーに起用。WSBKで2026年を支配する強者がMotoGPに転向

メルセデスはラッセルを優先するべきだった? モントーヤ主張「そうすれば良いバトルが見られたのに」
F1
F1 F1
イタリアGP
3 時間前
メルセデスはラッセルを優先するべきだった? モントーヤ主張「そうすれば良いバトルが見られたのに」
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録