WECエントリー拒否されるも”予想通り”? 新生イソッタ・フラスキーニ、第5戦モンツァからのデビュー目指す

FIA世界耐久選手権へのフルシーズン参戦を断られたイソッタ・フラスキーニだが、7月のモンツァ戦からのハイパーカークラスデビューを目指している。

Isotta Fraschini Tipo 6 LMH-C

 FIA世界耐久選手権(WEC)は、1月11日(水)に2023年シーズンのエントリーリストを発表。そのリストに2023年シーズンからのハイパーカークラス参戦を目指していたイソッタ・フラスキーニの名前はなかった。

 しかし、イソッタのゼネラルマネージャーを務めるクラウディオ・ベッロと提携チームのベクター・スポーツは2023年シーズンにスポット参戦する意向であることを明かした。

 ベッロは、FIAとWECプロモーターであるACOがエントリーを許可した場合は、7月9日に行なわれる第5戦モンツァ6時間レースがイソッタの『ティーポ6コンペティツィオーネ』の初レースになると示唆している。

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「我々はモンツァにまず出場したいと思っている。イタリアでのレースだし、我々はイタリアの会社なのでね」

 ベッロはmotorsport.comにそう語った。

「しかし、ホモロゲーションを取得してレースを始める前に、マシンを十分にテストし、開発する時間も必要だ」

「現在の計画は、間違いなくWECにのレースを一戦一戦こなしていくことだ」

 また、ベクター・スポーツのゲイリー・ホランド代表は「FIAとWECに認められれば、シーズン後半から一戦一戦での参戦を目指す」と付け加えている。

 WECのスポーティングレギュレーションでは、”チャンピオンシップへの貢献度”と”適用される技術及びホモロゲーション規定に適合していることを条件として”、レースごとのエントリーが認められている。

 ベッロは第3戦まで参戦しないとしていたイソッタがフル参戦を認められなかったことは「予想外でない」と認めている。

「残念ではあるが、驚くことではない」とベッロは言う。

「ホモロゲーションは長いプロセスだし、ホモロゲーションを獲得した時点で仕様は固まってしまう」

「FIAとACOは、もっとサーキットでテストを行なってからホモロゲーションを行なった方がいいと言っている」

「しかし、FIAとACOの決定が何かを変えることはない。我々はまだマシンを開発しているし、ベクタースポーツとのパートナーシップも維持されている」

 

 イソッタのティーポ6の走行テストは2月末に開始される予定だが、4月29日のスパ戦に先立って行なわれる開発とホモロゲーションに費やす時間は2ヵ月、7月の実戦デビューまではそこから3ヵ月となっている。

 モンツァ戦でのデビュー後は、富士6時間やバーレーン8時間などのアジア戦にも参加する可能性があると語った。

 イソッタの参戦が叶った場合も選手権外での”テストレース”とはなるが、2024年シーズンにベクターとの2台体制で本格参戦する上での先行投資となる。

 ベッロはティーポ6の開発を担当するミケロットに最初のモノコックが既に納品されていることを明かした。

 ボディを除いたフルアセンブリ状態のマシンは、1月末から四輪駆動車用のダイノでテストを開始する予定となっている。

 なお、イソッタやベクターはLMHプログラムのためのドライバーを決定していないが、2023年にベクターからLMP2クラスを走ることが確定しているライアン・カレンをティーポ6のテストに参加させることも否定しなかった。

 
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