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ニール・ジャニ、ポルシェワークスから離脱へ「10年という素晴らしい時間に感謝」LMDhでのレース出走叶わず

ポルシェのワークスドライバーを10年に渡り務め、FIA世界耐久選手権(WEC)とル・マン24時間制覇を成し遂げたニール・ジャニが、2022年限りで陣営を離れることが発表された。

Neel Jani, Porsche

写真:: Simon Galloway / Motorsport Images

 2013年からポルシェのワークスドライバーを務め、2016年にはLMP1『919ハイブリッド』でル・マン24時間レースを制し、FIA世界耐久選手権(WEC)のタイトルを獲得したニール・ジャニは、2022年限りで陣営を離れることを明言した。

 ジャニは2022年にポルシェのフォーミュラEリザーブ/テストドライバーを務めていたものの、レースには参加せず。そうした1年を経て、今回の離脱となった。

 今月初めにはFIA F2への参戦経験を持つデビッド・ベックマンが、シモーナ・デ・シルベストロと共にFEリザーブのメンバーとしてジャニの後を引き継ぐことが発表された。

 そしてポルシェが先日行なったモータースポーツ活動年次総会では、ファクトリードライバーのリストにジャニの名前はなかった。

「今年の末から、10年ぶりにポルシェのファクトリードライバーではなくなる」

 motorsport.comの取材に対してジャニはそう語った。

「ポルシェでの素晴らしい素晴らしい時間に感謝しているし、今や伝説となった919ハイブリッドに最初から携われたことを光栄に思っている」

「919と(GTE Pro車両である)『911 RSR』でポルシェのためにWECレースで勝利したことを決して忘れないだろう」

「明らかに、この12ヵ月の間にポルシェ・モータースポーツで色々なことが変わり、僕の将来に関して当初の計画が変更されたことは悲しいことだ」

Jani won March's Sebring 12 Hours in the Ganassi Racing Cadillac DPi alongside Earl Bamber and Alex Lynn, to remind Porsche of his prototype prowess.

Jani won March's Sebring 12 Hours in the Ganassi Racing Cadillac DPi alongside Earl Bamber and Alex Lynn, to remind Porsche of his prototype prowess.

Photo by: Chris duMond / Motorsport Images

 ジャニは919でプロトタイプマシンでの経験を積んだものの、2023年からWECとIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の最高峰クラスにLMDh車両『963』を投入するワークスチーム「ポルシェ・ペンスキーモータースポーツチーム」にポジションを提供されることはなかった。それも今月1月の963の初陣に先立ち、当初はLMDh車両の開発プログラムに携わっていたにも関わらずだ。

「2021年の後半はシミュレータ作業をしたり、他の開発作業をしたりしていた一方で、自分がこのマシンのレースに出るリストには載っていると言われていた」

 ジャニはそう説明する。

「その後、ペンスキーとのレースプログラムには僕が参加しないことを告げられた。今後のGT3プログラムを提案されたが、僕の愛と経験はプロトタイプにある」

 その後、ジャニはFEプログラムを継続する契約を受け入れることとなった。

 ジャニは、キャデラック『V-LMDh』を走らせるチップ・ガナッシ・レーシングから3月のIMSAセブリング12時間レース参戦のオファーを受けたのは、自身のプロトタイプマシンでの実力をポルシェに思い出させるためだと彼は説明する。

「(アール・バンバーとアレックス・リンのコンビで)レースに勝ったことは、僕がプロトタイプで何をやっているかが分かる証拠だろう」

Jani dovetailed WEC GTE Pro and Formula E duties in 2021 before moving to a reserve and development role.

Jani dovetailed WEC GTE Pro and Formula E duties in 2021 before moving to a reserve and development role.

Photo by: JEP / Motorsport Images

 ジャニは、WECのハイパーカーやIMSAのGTPで完全優勝を狙うという野望はまだあると主張している。

「総合優勝を争うために別の契約を見つけたい。それは明らかだ」

 10月にアキュラのメイヤー・シャンク・レーシングでテストを行なったジャニはそう語る。

「僕は自分をプロトタイプのドライバーだと考えている」

「2023年に関してはちょっと遅いから、あまり選択肢はないんだ」

 ジャニはいくつかのチームやメーカーと話し合いを行なっているものの、今のところ契約は行なっていないという。そして2023年にLMP2クラスでレースすることも否定していない。

 かつてはトロロッソ(現アルファタウリ)でリザーブ/テストドライバーも務めたジャニ。彼は4年間に渡るポルシェのWECプロトタイププログラムを通じて、9回のポールポジションと4回のレース勝利、さらに15回の表彰台を獲得している。

 その後、ジャニはフォーミュラEの2019-20年シーズンにポルシェドライバーとして参戦。2021年にはWECのGTE Proチームからレースを戦った。

 
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