トヨタ、WEC開幕戦カタールは決勝も苦戦予想。小林可夢偉代表は絶対目標ル・マン制覇見据え「チームとしてやれることをやる」
トヨタの小林可夢偉代表は、WEC開幕戦1812km決勝に向けて、テストや予選に引き続き厳しい状況が続くとしながらも、チームにとって最大の目標であるル・マン制覇に向けて最大限の学習やポイント獲得などを進めていくと語った。
#7 Toyota Gazoo Racing Toyota GR010 - Hybrid: Kamui Kobayashi
写真:: FIAWEC - DPPI
TOYOTA GAZOO Racing(以下トヨタ)チーム代表兼7号車GR010ハイブリッドのドライバーを務める小林可夢偉は、世界耐久選手権(WEC)2025年シーズン開幕戦カタール1812kmの決勝に向けて厳しい見通しを語った。
昨シーズンのWECで6シーズン連続のマニュファクチャラーズタイトルを激戦の末に獲得したトヨタだが、ドライバーズタイトルはポルシェに軍配が挙がった。また伝統のル・マン24時間レースでは、一昨年に続いてフェラーリとの一騎打ちに敗れることとなった。
トヨタは2025年に向けて、マニュファクチャラーズタイトル防衛と並んでドライバーズタイトルとル・マン総合優勝のトロフィー奪還を目指すこととなる。
しかし今年はハイパーカークラスを8メーカー18台が争う上、今後の趨勢を占う開幕戦1812kmの予選ではトヨタ7号車が7番手、僚機8号車はスピンもあり17番手に沈むなど、ライバル勢から後れを取った。
小林代表は、開幕前テスト“プロローグ”から苦戦は予想通りだとして、決勝レースも一筋縄ではいかないと語った。
「プロローグから予選にかけて、正直クルマ自体のパフォーマンスに関しては非常に厳しい状態が一貫して続きました」と小林代表は言う。
「予選で7号車は7番手、8号車は17番手と非常に苦戦しています。しかし7号車の7番手に関しては最大限やった結果だと思います」
#8 Toyota Gazoo Racing Toyota GR010 - Hybrid: Sébastien Buemi, Brendon Hartley, Ry? Hirakawa
写真: JEP / Motorsport Images
「プロローグから予想していた厳しさが続いている状況でもあるので、レースも厳しいままだと思います。しかし昨年も厳しかったというのも僕らの記憶にはしっかり残っています。この厳しい中で学ぶこと、やれることをやって、チーム一丸となってミスなく戦い、最大限獲れるポイントを獲って帰りたいと思っています」
また、小林代表は2025年シーズン全体を見据え、「まずル・マンを絶対に勝たなければいけない。それ以外の部分では勝てるところでしっかり勝つ」ことが重要だとしており、シリーズタイトルの前にまずル・マン制覇のためにパフォーマンスを引き上げていくことが直近の目標だと語った。苦戦が予想されるカタールでも学習やポイント獲得などを最大限進めていくようだ。
「もちろん、チームが厳しい状況にあることはみんな分かっていますが、こういう時に一番重要なのは、僕らの目標が何なのかというところを明確にすることだと思っています」と小林代表は言う。
「そういう意味では、今年はシーズンチャンピオンの前にまずル・マンを勝つことが必須になります。僕らチームとして、ル・マンまでにどうビルドアップしていくか……ベストなのは、そこまでミスなくポイントを獲り続けることです。そしてル・マンに向けて何が必要かを自分たちで考えることが大切です」
「ル・マンまでは目的を明確にして、チーム一丸となって挑みたいです」
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