WEC

ランボルギーニ、LMDhプログラムの将来性を評価「あらゆる選択肢があり得るが、継続が目標」プログラム廃止も否定せず

ランボルギーニは、WECもしくはIMSAどちらかへの参戦を終了する可能性が高いようだ。

Gary Watkins

Gary Watkins

公開日時: 2024/11/08 3:37

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

#63 Lamborghini Iron Lynx Lamborghini SC63: Mirko Bortolotti, Edoardo Mortara, Daniil Kvyat

 ランボルギーニは2025年に向けてLMDhプログラムを縮小し、世界耐久選手権(WEC)かIMSAスポーツカー選手権どちらかに参戦するようだ。

 両シリーズでアイアン・リンクスとチーム提携を結ぶランボルギーニは現在、SC63 LMDhプログラムの見直しを行なっている。

 ランボルギーニのチーフテクニカルオフィサーであり、モータースポーツ部門を率いるルーベン・モア曰く、プログラムを完全に中止することも含め、全ての選択肢が検討されているという。

 モアは、来季からWECハイパーカークラスでは各メーカーとも2台体制することが義務付けられたことが、プログラム再評価の理由だと説明した。

「現時点では、来年に向けてあらゆる機会を調査しているところだ」

 motorsport.comに対してモアはそう語った。

「我々にとって最大の問題は(WECでの)2台目のマシンが想定されていなかったことだ」

「2台目のマシンを適切な方法でサポートすることは、我々の会社にとって大きな問題だ」

#63 Lamborghini Iron Lynx Lamborghini SC63: Mirko Bortolotti, Edoardo Mortara, Daniil Kvyat

#63 Lamborghini Iron Lynx Lamborghini SC63: Mirko Bortolotti, Edoardo Mortara, Daniil Kvyat

Photo by: Andreas Beil

「我々の願いは、IMSAに(フルシーズンで)1台、WECに1台で参戦し続けることだった」

「我々は現在、WECで2台、IMSAで1台をマネジメントする方法を見つけるか、どのプログラムを運営するか決めなければならない状況にある」

 モアは今後の決断について「我々が用意できるパッケージ次第」だと語り、「結局のところ、そこに疑問符がついている」と続けた。

 そしてLMDhプログラムを終了させることが最も可能性の低い選択肢なのかと尋ねられたモアは「イエス、もちろんだ」と答えた。

「あらゆる選択肢があり得ると言えるが、我々の願いであり明確な目標は継続だ」

 そう説明したモアは、ランボルギーニがフォルクスワーゲン・グループの一員であるものの、WECのハイパーカークラスやIMSAのGTPクラスを戦う他マニュファクチャラーに比べれば小さな会社だと指摘した。

「我々はモータースポーツのこの分野ではかなり新しい部類で、他のマニュファクチャラーとは異なる」とモアは言う。

#63 Lamborghini Iron Lynx Lamborghini SC63: Mirko Bortolotti, Edoardo Mortara, Daniil Kvyat

#63 Lamborghini Iron Lynx Lamborghini SC63: Mirko Bortolotti, Edoardo Mortara, Daniil Kvyat

Photo by: Andreas Beil

「(LMDhプログラムを管理するランボルギーニのモータースポーツ部門)スクアドラ・コルセは30人に満たない」

「以前はGT3をやっていたし、これは我々にとって新たなステップだ。1週間ごとに成長はできないよ」

 こうしたモアの発言は、ランボルギーニの耐久レースへの考え方が少し変わったことを表している。

 6月のル・マン24時間レースでは、ランボルギーニ首脳陣はWECで2台のマシンを走らせることの利点を強調した一方、同時にIMSAへの参戦継続を見送る可能性を示唆していた。

 しかし先月、IMSAが来季グリッドを発表した際、ランボルギーニはエンデューロのみのエントリーではあるものの、2025年IMSAシリーズへの出場枠は確保されていた。

 ランボルギーニがWECへの参戦を断念した場合、来年のル・マンへの参戦は不可能となるだろう。

 アイアン・リンクスのアンドレア・ピッチーニ代表はmotorsport.comに対して、チームは来年WECに2台、IMSAに1台を走らせる準備ができていると語ったが、プログラムの将来についての質問はランボルギーニに向けられたモノだった。

 なおピッチーニ代表はWEC最終戦を前に、アイアン・リンクスとランボルギーニはレース翌日の公式ルーキーテストに参加し、そのさらにその翌日に行なわれるミシュランの2026年タイヤ開発用テストにも参加すると指摘していた。

 ただアイアン・リンクスの女性ドライバー向けプログラム「アイアン・デイムス」の一員であるセリア・マーティンとミシェル・ガッティングがマンタイ・レーシングのポルシェ811GT3-Rをバーレーンのルーキーテストで走らせていた事から、ランボルギーニとの関係が崩れているのではないかという憶測が広がることになった。

 この件についてランボルギーニのモアはあまり深読みせず「ネガティブな解釈はすべきではない」としている。またモアはランボルギーニとアイアン・リンクスは「依然として提携関係」にあると主張している。

 とはいえ、2025年に向けてアイアン・デイムスのプログラムが、ポルシェへと切り替える可能性はさらに確実性を増して来ているようだ。

 なおモアはランボルギーニの決断の期限が迫っていること、そして決断に予想以上の時間がかかっていることも指摘した。

 WECへのエントリーは、11月18日に締め切られる予定だ。

 

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 アンドレ・ロッテラー、12年ぶり2度目のWEC王者は感慨深く「あの頃のWECとは大きく違う」

次の記事 バレンティーノ・ロッシ、2025年のレース計画はWECオンリーに傾き中? 「まだ決めてはいないけどね」

More from

Gary Watkins



マクラーレン“MP4/8B”に搭載されたランボルギーニ/クライスラーV12……あのエンジンブローがなければ、F1の歴史が変わっていた?

F1

F1 1 ヵ月前

マクラーレン“MP4/8B”に搭載されたランボルギーニ/クライスラーV12……あのエンジンブローがなければ、F1の歴史が変わっていた?



未だWECで勝利のないプジョー、来季9X8をアップデートへ。2029年までの参戦継続も明言「パフォーマンスを発揮しなければならない」

WEC

WEC

24 Hours of Le Mans

2 ヵ月前

未だWECで勝利のないプジョー、来季9X8をアップデートへ。2029年までの参戦継続も明言「パフォーマンスを発揮しなければならない」



WECの次期ハイパーカークラスの規則骨子が発表。1規格に統一も、シャシー&ハイブリッドの独自開発が認められる方向に。水素車両の参入も?

WEC

WEC

24 Hours of Le Mans

3 ヵ月前

WECの次期ハイパーカークラスの規則骨子が発表。1規格に統一も、シャシー&ハイブリッドの独自開発が認められる方向に。水素車両の参入も?

最新ニュース



小椋藍、オーストリアGPでついに復帰へ。2戦欠場でタイトル争いはポイント差拡大

MotoGP

MGP MotoGP

オーストリアGP

12 分前

小椋藍、オーストリアGPでついに復帰へ。2戦欠場でタイトル争いはポイント差拡大



とにかく抜けないマドリンクをどうにかしなきゃ。F1スペインGP主催者、レイアウト変更の意向明かす「来年に向けて改善に努める」

F1

F1 F1

スペインGP

1 時間前

とにかく抜けないマドリンクをどうにかしなきゃ。F1スペインGP主催者、レイアウト変更の意向明かす「来年に向けて改善に努める」



マドリンクが退屈なのは、サインツJr.のせい? ロズベルグ「アンバサダーなら責任はあるだろう」

F1

F1 F1

スペインGP

12 時間前

マドリンクが退屈なのは、サインツJr.のせい? ロズベルグ「アンバサダーなら責任はあるだろう」



アウディF1育成の有望株、フレディ・スレイターの2027年F2参戦が決定……強豪インヴィクタに加入「新たな挑戦に挑むのが楽しみ」

FIA F2

F2 FIA F2

マドリッド

13 時間前

アウディF1育成の有望株、フレディ・スレイターの2027年F2参戦が決定……強豪インヴィクタに加入「新たな挑戦に挑むのが楽しみ」

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録