ランボルギーニ、LMDh参入を”数週間以内”に判断か。7番目のLMDhメーカーに?
ランボルギーニは、WECおよびIMSAに参戦できるLMDh車両を開発するかどうか、数週間以内に判断を下そうとしているようだ。
写真:: Jake Galstad / Motorsport Images
ランボルギーニのモータースポーツ部門であるスクアドラ・コルセのコンペティション責任者であるジョルジオ・サンナは、LMDh車両の開発について、「数週間以内に」取締役会に判断を仰ぐと明らかにした。
ランボルギーニと同じ、フォルクスワーゲングループのポルシェやアウディは、2023年に向けてLMDh車両を開発している。2023年から導入されるLMDh車両は、FIA世界耐久選手権(WEC)やIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に参戦することができる。
サンナは「このカテゴリーでレースを始めるという決断を下すなら、2024年に間に合わせたい」と、motorsport.comに語った。
「時計の針はかなり早く進んでいる。つまり、それは決定が近いということを意味する。数週間以内に決定されるはずだ」
サンナは、昨年8月の段階でランボルギーニがLMDh参入を検討していることを明かし、「近いうちに決断を下したい」とコメントしていた。
これはランボルギーニの決断が遅れているということを意味するのかと訊かれたサンナは、次のように答えた。
「これは会社にとって重要な決断であり、モータースポーツに対する会社として過去最大の投資となる」
「そして、投資だけでなく、製品ラインと連動した戦略も必要だ。トップレベルのカテゴリーに参入するために、このような決断が必要な場合、会社全体の足並みをそろえる必要があるのだ」
「このような評価には時間がかかるんだ」
LMDh車両は、マルチマチックやダラーラ、オレカ、リジェの4社が開発している次世代LMP2マシンをベースとしており、各メーカーが独自のスタイリングを施すことが認められている。
ランボルギーニは早くからLMDhに対する興味を持っており、2020年にはダラーラと共同でプロジェクトを評価していた。現在、ポルシェやアウディはマルチマチックとマシンを開発しており、当初はランボルギーニ独自のプロジェクトを検討していたわけだ。
一方でサンナは以前、ポルシェ主導のプロジェクトに”便乗”することが、ランボルギーニにとって「最高のチャンス」だと表現している。
ポルシェはすでにLMDh車両を実走テストする段階に入っており、市販車由来の大排気量V8ツインターボエンジンを搭載すると明かしている。
ランボルギーニのLMDhプロジェクトにゴーサインが出れば、ポルシェやアウディ、アキュラ、BMW、キャデラック、アルピーヌに続く7番目のLMDhメーカーとなるだろう。
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