WEC最終戦、プライベーター”不在”のLMP1サクセスハンデ調整。トヨタ2台の差は変わらず

11月14日にバーレーンで開催されるWEC最終戦に向けて、LMP1クラスのサクセスハンディキャップが調整されたが、トヨタ2台のハンデ差は据え置きとなった。

WEC最終戦、プライベーター”不在”のLMP1サクセスハンデ調整。トヨタ2台の差は変わらず

 世界耐久選手権(WEC)のシーズン最終戦、11月14日に行なわれるバーレーン8時間レースのサクセスハンディキャップが発表された。LMP1クラスにはプライベーターが参戦せず、トヨタ2台のみがエントリーしているため、2台のポイント差のみが考慮されることになった。

 これにより、チャンピオンシップをリードするトヨタ8号車(セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/ブレンドン・ハートレー)は1周あたり0.54秒のハンディキャップを背負う。対して、7ポイント差で僚友を追うトヨタ7号車(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペス)はハンデなしとなる。

 トヨタ勢とプライベーターの差を縮めるため、今季LMP1クラスに導入されたサクセスハンディキャップは、ポールポジションの獲得ポイントをカウントせず、ランキングワーストのマシンとのポイント差に基づいて計算される。しかし、バーレーンの最終戦にはレベリオン、ジネッタ、バイコレスは参戦しないため、FIA耐久委員会はプライベーター勢を計算から除外した形だ。

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 システムが変更されなかった場合、8号車は1周2.70秒、7号車は2.16秒のハンデを背負うはずだった。今回のシステム変更によりトヨタ2台のハンデ差は変わらないものの、LMP2クラスとのパフォーマンス差が広がることでレースはしやすくなるはずだ。

 トヨタは、欠場車両をハンディキャップの計算から除くよう申請したと認めている。また、8月に行なわれたスパでのレースでも、同様の申請を行なっていたようだ。つまり、このレース以降欠場しているジネッタ勢のポイントを考慮しないよう要請したわけだが、当時はレベリオンがこの提案を拒否した。

 TOYOTA GAZOO Racing ヨーロッパのテクニカルディレクターであるパスカル・バセロンは、バーレーンにはプライベーター勢が参戦しないにも関わらず、ハンデを維持することにトヨタが同意したと語った。

「サクセスハンディキャップはマシンそれぞれに適用されるので、バーレーンではトヨタがLMP1唯一のマシンであることは関係ない」

「サクセスハンディキャップの影響はシーズンを通して考慮されなければならないが、今季はこれまでの6レース中3レースで7号車が不利な状況にあったのに対し、8号車は1回だけだった」

「今のチャンピオンシップの順位には、サクセスハンディキャップの影響が反映されている。したがって、チャンピオンシップを左右するこのレースで、レギュレーションを維持するのは競技的に公平だ」

 バーレーンは8時間レースであるため、6時間レースよりも多くのポイントが得られる。優勝は38ポイント、2位は27ポイント加算できるため、ポールポジションをトヨタの2台どちらが獲得するかに関わらず、7号車か8号車、優勝した方がチャンピオンに輝くことになる。

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