トヨタ7号車のロペス、優勝も混乱呼んだスパ・ウェザーでのレースは「ホラー映画みたいだった!」
WECの第2戦スパ6時間レースを制したトヨタ7号車のホセ・マリア・ロペスは、悪天候の中行なわれた決勝レースは「ホラー映画みたいだった」と振り返った。
大雨と3度の赤旗中断、6度のセーフティカー出動と5度のフルコースイエロー(FCY)が提示された世界耐久選手権(WEC)第2戦スパ6時間レース。優勝したトヨタGR010 HYBRID 7号車のホセ・マリア・ロペスは、チェッカーまでの80分間の最終スティントが「一番楽だった」として、悪天候の中走ったチームメイトの小林可夢偉とマイク・コンウェイのスティントは「ホラー映画みたいだった」と語った。
「車載映像を見たり、ガレージで無線を聞いたりしているのは、本当に厳しかった」とロペスは言う。
「レース中、マイクと可夢偉が完全にコントロールを失うことが何度もあった。アクアプレーニングが多すぎて、状況が最悪な時もあった」
「外から観ているのは、まるでホラー映画みたいだったよ」
「観ている方も厳しいけど、マシンの中ではもっと大変だっただろう」
雨が降ってきたレース開始2時間目を担当していたコンウェイは、コンディションが悪化していく中でコース上にマシンを留めておくことが兎に角大変だったと語った。
「ウェット走行の一部は本当に危険で、水溜りがたくさんあった。コース上に留まることが難しかった」とコンウェイは言う。
「本当に大変だったけど、そこで粘り、ミスをしなかった。それが勝利へのカギだった」
#36 Alpine ELF Team Alpine A480 Gibson Hypercar of André Negrão, Nicolas Lapierre, Matthieu Vaxiviere, #7 Toyota Gazoo Racing Toyota GR010 Hybrid Hypercar of Mike Conway, Kamui Kobayashi, Jose Maria Lopez and #31 WRT Orea 07 Gibson LMP2 of Sean Gelael, Robin, Frijns, René Rast
Photo by: JEP / Motorsport Images
チームのテクニカル・ディレクターを務めるパスカル・バセロンは、コンディションが刻々と変化する中進められたレースで、オフィシャルはほとんどのケースで正しいレースコントロールをしていたと語っている。
ただ唯一、3時間経過時のFCY後にグリーンフラッグとなったことについては疑問視している。レースはグリーンフラッグにより通常スピードに戻ったものの、雨が悪化しスピンするマシンが続出。その結果、赤旗が振られた。
「FCYの後にレースが再開され、そして激しい雨に打たれた時、我々はとても驚いていた」とバセロンは言う。
「ボーダーラインを超えていた。至るところでアクアプレーニングが発生し、再びレースが中断された」
「この判断には少し驚かされた。その他は全体的に良かった」
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