佐藤万璃音、WEC新設LMGT3にマクラーレン勢のユナイテッドから参戦へ「富士6時間は初の母国戦だから本当に楽しみ!」
来季から新設される世界耐久選手権(WEC)LMGT3クラスに、ユナイテッド・オートスポーツから佐藤万璃音が参戦することが決まった。
マクラーレンのパートナーチームとして来季から世界耐久選手権(WEC)に新設されるLMGT3クラスへ参戦するユナイテッド・オートスポーツは11月27日(月)、日本人ドライバーの佐藤万璃音がドライバーラインアップに加わることを発表した。
2023年シーズンはヨーロッパ・ル・マン・シリーズ(ELMS)のLMP2クラスにユナイテッド・オートスポーツから参戦した佐藤。オリバー・ジャービス、フィリップ・ハンソンとトリオを組んで全6戦中3勝をマークしたものの、3ポイント差でシリーズタイトルを逃した。
しかし佐藤はその活躍が評価され、今回WECプログラムに起用されることに。来季のWECではマクラーレン720S GT3 EVOを駆り、LMGT3クラスを戦うことになる。
「このニュースを皆さんと共有できることに、本当に興奮しています」
LMGT3参戦発表に際して、佐藤はリリースにそうコメントを寄せた。
「ユナイテッド・オートスポーツ、そしてマクラーレンがこの素晴らしいチャンスを与えてくれたことに感謝していますし、自分をここに導いてくださった僕の周りの関係者の皆さんに心から感謝します」
来季のWECは、富士スピードウェイで開催される富士6時間レースを含む全8戦で争われる。FIA F3、FIA F2をはじめ、レースキャリアの長くをヨーロッパで過ごした佐藤としては、来年の富士が“初の母国戦”となる。
「自分にとって初めてのWEC、世界選手権への参戦は、間違いなくチャレンジングな1年になると思います」と佐藤は続ける。
「レースカレンダーには、ル・マン24時間耐久レースを含むビッグイベントが目白押しで本当にワクワクしていますが、特に富士6時間耐久レースは、自分にとって初めて日本で走るレースなので、本当に楽しみです!」
McLaren 720S GT3 EVO
また、ユナイテッド・オートスポーツのリチャード・ ディーン代表は佐藤の起用理由について次のように語った。
「マリノは、マクラーレンと共に世界耐久選手権に挑戦するのに相応しいドライバーだ」
「彼はユナイテッド・オートスポーツに対して素晴らしい仕事をしてくれた。レーサーとしての速さという素質はもちろん、チームにすぐに溶け込んだ素晴らしい性格で、信頼できる人物だ。マクラーレンからのチャンスを得るに値するドライバーだ」
「彼は当初、我々と共にIMSAに挑戦する予定だった。しかし6戦3勝という素晴らしい成績を残し、FIAが彼をゴールドドライバーにアップグレード認定したため、我々は彼を WEC参戦へと昇格させ、マクラーレン・オートモーティブとのコラボレーションによるLMGT3プログラムの正式メンバーに抜擢したのだ」
「これは彼にとって、新たな挑戦でもある」
WECの2024年エントリーリストは11月27日(月)に公開される予定だが、ユナイテッド・オートスポーツは既にLMGT3プログラムに加わるメンバーとして佐藤の他に、FIA F3などで活躍したグレゴワール・ソーシーの起用を発表した。
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