マクラーレン、初テストを控えたLMDhマシンを初公開。パパイヤオレンジのテスト用カラーを纏う
マクラーレンは、今月初めてサーキット走行を行なう予定のMCL-HYを初公開した。
マクラーレンは、2027年の世界耐久選手権(WEC)への参戦に向けた準備を本格化させる中で、MCL-HYプロトタイプの最初の画像を公開した。
マクラーレンは、2025年のル・マン24時間レースで同車のモックアップを公開しているが、5月4日に正式に発表した。
MCL-HYは、グループ7時代に活躍したマクラーレンM6Aにインスパイアされた、特別なオレンジと黒のカラーリングでテスト走行を行なう。創業者ブルース・マクラーレンが設計したM6Aは、現在は廃止されたCan-Amシリーズで数々のタイトルを獲得。最初にマクラーレンを象徴するパパイヤオレンジを採用したマシンだ。
マクラーレンは今月、MCL-HYのテストを開始する予定で、元プジョー・ハイパーカー・ドライバーのミッケル・イェンセンが開発を主導する。マクラーレンの開発ドライバーであるグレゴワール・ソーシーとリチャード・フェルシュホー、そしてユナイテッド・オートスポーツのベン・ハンリーもテストプログラムに参加する。
McLaren MCL-HY
Photo by: McLaren
MCL-HYプロジェクトはマクラーレンにとって、1995年にF1 GTRがデビュー戦で優勝して以来ル・マン24時間レースでの総合優勝を目指す初の試みとなる。
マクラーレンはF1 GTRの生産終了以来、主にF1に注力してきたが、近年はモータースポーツへの参戦を急速に拡大している。エクストリームEやフォーミュラEにも挑戦してきたマクラーレンは来年、F1、インディカー、WECという3つの最高峰シリーズに参戦する予定だ。
「何年も何ヵ月もかけて開発してきたMCL-HYを、ついに世界にお披露目できる時が来た」と、マクラーレン・レーシングのCEO、ザク・ブラウンは語った。
「マクラーレン・レーシングは現在、世界最大のモータースポーツシリーズであるF1、インディカー、WECに参戦できる3台のレーシングカーを保有している。これにより、マクラーレン、そのパートナー、そしてファンは、モナコGP、インディ500、ル・マン24時間レースのトリプルクラウン獲得を目指して共に挑戦することができる。これは、他とは一線を画す、他に類を見ないシリーズ横断的なストーリーだ」
MCL-HYはダラーラ製LMP2シャシーをベースとし、3.0リッターツインターボV6エンジンと標準ハイブリッドシステムから動力を得ている。最高出力は520kWに設定されているが、性能調整(BoP)によって変更される可能性がある。
マクラーレン・レーシングは、マクラーレン・オートモーティブと共同で、ハイパーカーのサーキット仕様車「MCL-HY GTR」の開発にも同時に取り組んでいる。ハイブリッドシステムを搭載しないこの限定モデルは、720馬力の出力を発揮する。
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