プジョー、『9X8』の問題洗い出しへ。WEC富士6時間に先立ち走行テスト実施へ

プジョーは、9月に行なわれるWEC富士ラウンドに先立ち、新しいLMH車両『9X8』のテストを少なくとも1回行なう予定だ。

#93 Peugeot Totalenergies Peugeot 9X8 of Paul Di Resta, Mikkel Jensen, Jean-Eric Vergne

 プジョー・スポールのLMH(ル・マン・ハイパーカー)プログラムを率いるオリビエ・ジャンソニーは、7月上旬に行なわれた世界耐久選手権(WEC)のモンツァ戦でデビューを飾ったLMH車両『9X8』について、9月に富士スピードウェイで行なわれる富士戦に先立ち、走行テストを行なう予定だと語っている。

「これまでと同じリズムで、約4週間ごとにテストを行なっていく」とジャンソニーは語る。

「だから週の数を数えるだけでいい。開発は続いていくよ」

 プジョーは今季がLMHでの参戦初年度となるため、走行テストに制限はかけられていない。参戦2年目を迎えると、最大で20日間の走行に制限されることとなる。

 参戦初年度のメーカーに課せられた制限は、レース前30日間はレースを行なうサーキットでテストを行なってはいけないということのみだ。

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Photo by: JEP / Motorsport Images

 ジャンソニーは、プジョーが富士戦に先立ち行なうテストでは、モンツァを走った2台の車両ではなく、開発車両が走行を行なうと説明している。

 9X8の開発車両は今年1月にアラゴンで初めて本格走行を行なった後、モンツァで公式戦デビューを飾るまでに15,000kmを走破している。

 一方で、モンツァに先立って行なわれたシェイクダウンで初走行となった2台のレース車両は、現在もヨーロッパに留まっている。

 WECの海上輸送パッケージはモンツァ戦の翌週に日本へ向け出発したが、プジョーの2台は一旦ヨーロッパに留まり、別便として日本へ空輸されることとなった。

 ジャンソニーは、フランス・パリ郊外のサトリーにあるプジョー・スポール本部で「富士に向けてマシンを準備することが重要だった」と説明している。

 なお、メーカーの基本的な方針により、富士戦に先立って行なわれる走行テストの実施場所は明かされなかった。

 9X8のテストはこれまで、アラゴンとアルガルヴェ、ポール・リカール、カタルニア、マニクールで行なわれてきた。

 デビュー戦となったモンツァでは、1台がリタイア、もう1台は優勝したアルピーヌから25周遅れての完走となった。ジャンソニーはモンツァでのパフォーマンス、信頼性問題には「改善の余地がある」ことは理解している。

「我々は、(テストで)モンツァで発生した問題を解決できればいいと思っているし、おそらく新しい問題も洗い出せるだろう」と彼は言う。

「少なくとも今年の終わりまでは、それが我々の”ゲーム”の一部なのだ」

 テスト兼開発ドライバーのジェームス・ロシターは、ケビン・マグヌッセンの急遽のF1参戦に伴い正ドライバーへ昇格。富士戦ではロイック・デュバルとグスタボ・メネゼスと共に94号車を走らせることとなっている。

 
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