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カタールのルサイル・インターナショナル・サーキット、MotoGP、F1に続きWECの開催も決定。2024年からシーズン開幕戦の舞台に

WEC(世界耐久選手権)の2024年シーズン開幕戦が、カタールのルサイル・インターナショナル・サーキットで開催されることが決まった。

Losail International Circuit

 これまではバーレーンで開幕を迎えるのが通例になってきたWEC(世界耐久選手権)。しかし2024年からは、カタールのルサイル・インターナショナル。サーキットで開幕戦が開催されることが決まった。契約は6年間であり、2029年まで同地でWECが開幕される格好だ。

 なおこれに伴い、開幕前に行なわれてきたプロローグテストの会場も、ルサイルで行なわれることになる。

 バーレーンも2027年まで開催契約を結んでいるため、WECは中東で2レースを開催することになる。

 FIAの耐久委員会会長のリシャール・ミルは、次のように語った。

「ルサイル・インターナショナル・サーキットは、世界レベルのモータースポーツイベントが要求するモノに十分慣れている近代的な会場である」

「従ってWECを開催することは、ポジティブで理論的なことだ」

「地域の多様性を強化するのは、FIAにとって非常に重要なことだ。モータースポーツを促進し、新しい市場でFIA WECを促進することは、ファン、関係するメーカー、プロモーターにとっても有益なことだ」

 カタールの自動車・オートバイ連盟のアブドゥルラフマン・ビン・アブドゥルラティフ・アル・マンナイ会長も、次のようにコメントした。

「我々は地元、地域、国際的なスポーツシーンで確固たる地位を築いてきたことを誇りに思う」

「WECは広く支持され、現在は世界的にも最も認知されているレース選手権のひとつだ」

「このイベントが世界を代表するモノであり、カタールが2024年のWEC第12シーズンの開幕戦を開催できることを、非常に光栄に思う」

 ルサイルは2021年にF1のカタールGPを初開催。2022年はサッカーのFIFAワールド開催が決まっていたためF1は行なわれなかったが、2023年から10年間のF1開催契約が結ばれている。

 またMotoGPのカタールGPは、2004年に初開催された後、2020年こそ新型コロナウイルスの影響で最高峰MotoGPクラスが見送られたものの、開催が継続されている。

 
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