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トヨタ、富士を前に最低重量が26kg引き上げ。プライベーターと最大86kg差

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トヨタ、富士を前に最低重量が26kg引き上げ。プライベーターと最大86kg差
執筆:
2018/10/09 9:48

トヨタのTS050 HYBRIDは、EoT(技術均衡値)の変更により、今週末のWEC富士6時間レースを前に車両最低重量が26kg引き上げられた。

 FIA世界耐久選手権第4戦富士6時間レースを前に、トヨタはEoT(技術均衡値)の調整に同意した。これにより、TS050 HYBRIDの車両最低重量は878kgから引き上げられ、904kgとなった。

 EoTの調整により、トヨタ側の参戦条件が変更されるのは始めてのこととなる。これまではTS050を基準とし、LMP1クラスのプライベーターのパフォーマンスが調整されており、ターボエンジンを使用するマシンの車両最低重量は833kg、自然吸気エンジンを使用するマシンは818kgとなっていた。

 FIAの耐久レース委員会は、今回のEoT調整について発表した際、「これらの変更は、LMP1-H(ハイブリッド)の競技者の合意のおかげで可能になった」と説明した。

 また、これまでトヨタは1スティントにつき2周長く走れるという燃費上のアドバンテージを持っていたが、プライベーター勢の燃料タンク容量増などにより、このアドバンテージも失われることになるようだ。

 これらの変更は、前戦シルバーストンでのレースでトヨタがプライベーター勢を圧倒したことを受けて決定されたものだ。トヨタは6時間のレースで、プライベーター勢トップの3号車レベリオンに4周差をつけた。なおこのレースでは、スキッドブロックの違反によりトヨタの2台は最終的に失格となっている。

 WECとシリーズのプロモーターであるACO(フランス西部自動車クラブ)は、昨年夏にポルシェがLMP1クラスからの撤退を発表した際、プライベーターたちに対しラップタイムがハイブリッド車(トヨタ)と同等となるようにすると約束していた。

 だが一方で、ハイブリッドシステムを搭載するトヨタが持つ燃費のアドバンテージは保つ予定だったはずで、EoTによる性能調整に綻びが見えてきていると言えるかもしれない。

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この記事について

シリーズ WEC
チーム Toyota Gazoo Racing
執筆者 Gary Watkins