トヨタ7号車ロペス、横転大クラッシュは「僕のせい」接触後急いでピットに向かったことが仇に?:WEC開幕戦セブリング
トヨタのホセ・マリア・ロペスは、WEC開幕戦セブリングで大クラッシュを喫したことについて、自らの責任であると語った。
写真:: JEP / Motorsport Images
2022年のWEC(世界耐久選手権)開幕戦セブリング1000マイルでは、中盤にショッキングなシーンがあった。トヨタ7号車を駆るホセ・マリア・ロペスが高速でタイヤバリアに激突し、横転してしまったのだ。
→【動画】トヨタ7号車、衝撃の横転クラッシュでリタイア:WEC開幕戦セブリング1000マイル
昨年のシリーズチャンピオンでもある7号車のロペスは、88号車デンプシー・プロトンのポルシェを周回遅れにしようとした際に軽く接触。スピンしてバリアに接触した。その後ロペスはコースに復帰し、ダメージを負ったマシンでピットに戻ろうとしたが、高速のターン15で曲がり切れずバリアに激しくぶつかり、マシンは上下逆さまになった状態でストップした。
ロペスはマシンからすぐに脱出することができた。そしてその後メディカルセンターで医師の診断を受けたが、幸い怪我もないことが確認された。ただバリアの修復のため、レースは30分以上にわたって赤旗中断となった。
2度目のクラッシュの直前にマシンから煙が上がっていたことから、当初は技術的な問題が原因かと思われたが、ロペスは単に自らのミスであると認めた。曰く、できるだけ早くピットにに戻ろうとする中で、スピードの判断を誤ったとのことだ。
TVのインタビューに対し、ロペスは次のように語った。
「僕は大丈夫だ」
「メディカルセンターに行ってきた。色々と検査をしてもらって、異常がないことが分かった。アドレナリンのおかげでマシンから脱出できていただけ、という可能性もあったからね」
「ただみんなよくやってくれた。メディカルのみんなにも感謝したい。大きな事故だったけど、マシンから出てくることができた」
「チームには申し訳ないが、完全に僕のせいだ。あの時点でのスピードを見誤ったんだ」
「できるだけ早くピットに戻ろうとしていた。あのダメージがある状態であのスピードを出していたから、フロントノーズが下がってしまったんだ」
「ターンしようとした時、ステアリングもブレーキも効かなくて、コースを飛び出してしまった」
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