トヨタ、いざ母国戦WEC富士6時間へ「フェラーリはモンツァでのリベンジをしてくるはず」とチーム代表の小林可夢偉
WEC富士6時間レースに先立ち、モンツァを制したトヨタに対してフェラーリは「リベンジを挑んでくる」とチーム代表の小林可夢偉は語っている。
9月8日(金)から9月10日(日)にかけて富士スピードウェイで行われる世界耐久選手権(WEC)第6戦富士6時間レース。TOYOTA GAZOO Racing WECにとっては今回が母国戦となるが、チーム代表の小林可夢偉はフェラーリの逆襲を予想している。
WEC最高峰クラスに現行ル・マン・ハイパーカー(LMH)が導入された2021年シーズン以降も頂点をほしいままにしているトヨタ。昨年は4シーズン連続となるドライバーズ/マニュファクチャラータイトルを獲得し、LMDh勢がハイパーカークラスの戦いに加わった今季も両チャンピオンシップをリードしている。
昨年まで基本敵なしのトヨタだったが、今季はデビューイヤーのフェラーリが対抗馬に。499Pを投入して100周年の記念レースとなった今年のル・マン24時間レースを制している。
トヨタはそれ以外の4戦を制し、その中にはフェラーリの母国イタリアで行なわれた前戦モンツァ6時間レースも含まれている。
7号車 GR010 HYBRIDのドライバー兼チーム代表の小林は富士での戦いに先立ち、フェラーリとの激しいバトルを予想している。
「チームの誰もがホームでのレースと、いつも支えてくれている日本のファンの皆様、トヨタの仲間やパートナーの皆様の前でレースを戦うことを楽しみにしています。ル・マンを終えた今、我々にとって次に重要なのは、これまでも強さを見せてきた富士で勝つことです」
チームを介して小林代表はそう語った。
「ハイパーカーの争いは激しさを増していますが、それを勝ち抜き、富士での勝利記録を伸ばすことが目標です。ファンの皆様が期待している、多くのマニュファクチャラーによる素晴らしいバトルが繰り広げられるはずです」
「我々は前戦、フェラーリの地元であるモンツァで勝つことができたので、当然彼らは我々のホームでのリベンジを狙ってくるでしょう。全てを正しく進め、ミスすることなく、上位で争えるよう努力を続けます」
「今季も残り2戦となり、チャンピオン争いにおいても重要なレースなので、全力を尽くします」
#7 Toyota Gazoo Racing Toyota GR010 - Hybrid: Mike Conway, Kamui Kobayashi, Jose Maria Lopez
Photo by: Masahide Kamio
また8号車のドライバーである平川亮は、日本のファンの前で“忘れられない”レースを見せたいと意気込みを語った。
「富士スピードウェイはチームにとってのホームレースであると共に、私自身にとっても母国レースであり、勝利への想いには特別なものがあります。私個人としては、富士では今年3度目のレースになりますが、スーパーフォーミュラで戦ったこれまでの2戦は表彰台の中央に立つことができなかったので、3度目の正直になることを願っています(編注:レース数は4レース目)」
「昨年は好きなサーキットのひとつでもある富士で、母国ファンの皆さんの前で勝つことができて、最高の気分でしたし、今年もまた同じ気分を味わいたいと思っています」
「GR010 HYBRIDを日本のファンの皆様に見ていただけるのは素晴らしいことですし、この週末もたくさんの応援を楽しみにしています。忘れられないレースをお見せしたいと思います」
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