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トヨタ、WECタイトル争い左右する予選に向け”集中”「重点的にシミュレーションを実施していた」

トヨタは、WEC最終戦バーレーン8時間のフリー走行3セッションで、毎回予選シミュレーションを行なっていたと明かした。

#7 Toyota Gazoo Racing Toyota GR010 - Hybrid: Kamui Kobayashi

写真:: JEP / Motorsport Images

 FIA世界耐久選手権(WEC)の最終戦、バーレーン8時間レースの予選は、小林可夢偉がアタックしたトヨタの7号車がポールポジションを獲得した。

 ポイントリーダーの7号車がポールのボーナスポイントを獲得したことで、トヨタ8号車とのポイント差は16ポイントとなった。今回、ハイパーカークラスはアルピーヌ含め3台のエントリーとなっているため、7号車はレースを完走すればクラス3位となり、トヨタ8号車を抑えてタイトルを獲得することができる。

 仮に8号車がポールポジションを獲得していた場合、決勝で8号車が優勝し、7号車がクラス3位となれば逆転で8号車がチャンピオンを手にすることができる状況だった。それだけに、7号車がボーナスポイントを獲得したことで、8号車の逆転はかなり難しくなった。

 TOYOTA GAZOO Racingヨーロッパのテクニカルディレクターであるパスカル・バセロンは、今回は予選が非常に重要だったため、通常とは異なるアプローチをとっていたと明かした。

「ポールのポイントが重要だったからこそ、2台はすべてのセッションで予選シミュレーションを行なってきた。可夢偉もブレンドン(ハートレー)も4回のアタックを行なっているが、我々はそんなことをしたことがない」

「通常、我々のレース準備のフォーマットでは、1回の予選シミュレーションを行ない、それで終わりだ。今回は、特別に(予選に向けて)努力した」

 7号車のアタックを担当した小林、8号車のアタックを担当したハートレーはそれぞれ、3回のフリー走行の最初に、ニュータイヤを使って予選を想定したアタックを行なった。FP1~FP3はハートレーがトップタイムを記録していたが、肝心の予選では小林が逆転。7号車にポールポジションをもたらした。

 小林は、フリー走行での予選シミュレーションでは「かなり苦労した」と、予選後に認めた。

「正直なところ、このラップタイムは予想していませんでした。マイク(コンウェイ)、ホセ(マリア・ロペス)、チームのみんながクルマを理解するためにたくさん助けてくれました」

「僕たちは大幅なアジャストを行ない、それがうまくいきました。自分のラップにも、ポールポジションを獲得したチームの努力にも満足しています」

 前戦バーレーン6時間レースでも、小林とハートレーがアタックを担当。この時は、ハートレーが0.398秒差をつけてポールポジションを獲得していた。小林は当時、アンダーステアを訴えていた。

 小林は今回、その時よりも1.197秒タイムアップ。対してハートレーは0.509秒の向上に留まった。バセロンは、予選タイムの向上について、練習でのシミュレーション回数の多さが一因だと説明している。

「予選シミュレーションの回数を重ねるごとに、ドライバーたちはどんどん上達していくと思う」

「それに前回カムイは(予選で)パフォーマンスを落としていたと思う」

 またバセロンは前戦とは異なり、今回は2台が同じようなセットアップでレースに臨むことを明かした。前戦は、8号車の方がオーバーステアが強かった。小林のコメントを踏まえると、予選ではそれが8号車にとってプラスに働いたのかもしれないが、決勝レースではタイヤのデグラデーションも大きくなってしまっていた。

「前回のレースと比べてセットアップに大きな違いはないので、タイヤのデグラデーションにはそれほど大きな差はないと思う」

 
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