
来月開催されるセブリング1000マイルレースを前に、TOYOTA GAZOO Racingは今週、同サーキットで事前テストを行う予定だ。
TOYOTA GAZOO Racingは、今週火曜日から3日間の日程で、2台のTS050 Hybridをセブリングで走らせる予定だ。このテストには、6人のレギュラードライバー全員も揃う予定で、夜間走行テストも実施されることになっている。
今季のセブリング1000マイルレースは、WEC(世界耐久選手権)として同シリーズが2012年に復活して以来、初めて同地で行われるレース。
TMG(トヨタ・モータースポーツ)のテクニカル・ディレクターであるパスカル・バセロンは、このテストについて「興味深い」としながらも、必須なものではないと主張した。
「絶対に必要というわけではない。我々はこれまでに多くのモデルベースの開発を行ってきた。そして、ポルティマオ(アルガルヴェ・サーキット)の路面の凹凸が、セブリングと同じようなものだと結論付けたのだ」
そうバセロンは説明した。
「我々はこのテストを行わないことを何度も検討した。しかし最終的には、(テストを行うことを)予算内に収めることができた」
なおこのテストは他のチームも参加することができるという。そのため、チップ・ガナッシのフォードGT(LM-GTE Pro)や、ドラゴンスピードのLMP1とLMP2マシン、そしてジャッキー・チェン・DCレーシングのLMP2チームなども走行予定とみられている。
なおセブリング1000マイルレースが行われる週末には、IMSAのセブリング12時間レースも予定されており、いわゆる”ダブルヘッダー”で行われる。これに対応するため、バックストレートには新たなピットレーンが作られており、今週のテストから使用が開始される予定だ。
なおWECの1000マイルレースは、3月15日(金)の午後4時にスタート。そしてセブリング12時間レースは3月16日(土)の朝にスタートする予定となっている。
※いずれも現地時間。日本とセブリングの時差は13時間(サマータイム時)
この記事について
シリーズ | WEC |
イベント | 第6戦セブリング1000マイル |
チーム | Toyota Motorsport GmbH |
執筆者 | Gary Watkins |