トヨタ、WEC車両ベースの液体水素車『TR LH2 Racing Prototype』のデモランをル・マンで実施へ
TOYOTA RACINGは、液体水素を燃料とするプロトタイプ車両『TR LH2 Racing Prototype』のデモランをル・マン24時間で実施する。
Toyota TR LH2
写真:: ACO
TOYOTA RACINGは、2026年のル・マン24時間レースで、液体水素を燃料とする『TR LH2 Racing Prototype』の一般公開デモンストレーション走行を行なうと発表した。
トヨタはこれまで、モータースポーツの舞台で水素を活用した挑戦を続けており、スーパー耐久での水素エンジン車投入がその始まりと言える。いわゆる水素カローラは当初は気体水素を燃料としていたが、2023年からは液体水素で走っている。さらにはラリー競技においても『GRヤリス Rally2 H2 Concept』のデモ走行をWRC(世界ラリー選手権)の現場で行なうなどしている。
そして、この水素技術を用いた車両をル・マン24時間で走らせようという動きもある。ル・マン24時間を主催するフランス西部自動車クラブ(ACO)は、将来的な水素カテゴリーの導入を目指していると公言している。これに呼応するような形で、トヨタは2023年にコンセプトカー『GR H2 Racing Concept』を発表。さらに昨年には、液体水素を燃料とする『GR LH2 Racing Concept』が初公開された。
今年からのモータースポーツ部門のリブランディングにより、バッジネームがGAZOO Racingの“GR”からTOYOTA RACINGの“TR”に変更されている水素プロトタイプ車両は、トヨタがWEC(世界耐久選手権)およびル・マン24時間で使用しているTR010 HYBRIDと同一のシャシーをベースに開発されている。
そしてこの車両が、ル・マン24時間レースの週末である6月11日(木)と13日(土)に、サルト・サーキットを実際に走行する。これまで開発が進められてきたTR LH2 Racing Prototypeにとっては初の一般公開デモ走行となる。
発表に際してトヨタは「水素エンジンならではのサウンドと興奮を、サーキットを訪れるファンに届けます」「この取り組みは、トヨタが進めてきた水素技術およびインフラの継続的な開発を後押しするとともに、モータースポーツを通じて、水素の可能性をさらに広めていくための関係構築につながります」としている。
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