ベッテル、JOTAからWEC参戦の可能性? チームが”話し合い”を認める「まだ決まったことはないが……」
元F1ドライバーのセバスチャン・ベッテルは、来季WECでレースに復帰することについて、JOTAと話し合いを行なっているようだ。
FIA世界耐久選手権(WEC)に参戦しているJOTAは、元F1ドライバーのセバスチャン・ベッテルに対し、加入を打診しているようだ。
ベッテルは昨年限りでF1を引退。今季は特にレース活動は行なっておらず、F1日本GPの際には生物多様性を啓発する『BUZZIN' CORNER』と呼ばれるプロジェクトを立ち上げるなど、レース以外の活動を積極的に行なってきた。
しかしJOTAのチーム代表を務めるサム・ヒグネットがmotorsport.comに語ったところによると、イギリスのオペレーションチームがベッテルに対し、JOTAがポルシェのLMDh車両である『ポルシェ963』を走らせているハイパーカークラスへの参加を打診しているという。
ヒグネットは、ベッテルとの話し合いはまだ初期段階であり、契約は成立していないと強調した。
「セブとは話しているし、ディスカッションしているが、まだ何も決まっていない。契約にサインはしていないし、彼が我々のマシンをテストしたわけでもない」
F1キャリアにピリオドを打ったベッテルだが、何らかのカムバックの可能性は否定していない。鈴鹿に訪れた際には、F1マシンをドライブする”素晴らしい感覚”が恋しいと語った。一方でF1復帰の可能性は否定した。
「今のところはないね。F1は長い間、僕の人生の中心だったけれど、一歩外に出れば、それ以外の世界がいかに大きく、F1がある意味でいかに小さな存在であるかをより実感することになる」
#38 Hertz Team JOTA Porsche 963 : Antonio Felix Da Costa, Will Stevens, Yifei Ye
Photo by: Paolo Belletti
JOTAは2台目のドライバーラインアップを自由に選べる立場にあり、ペイドライバーは必要ないと明言している。2台目のマシンは1台目と同様、レンタカー大手のハーツが支援する。
ヒグネットは、JOTAの環境面での取り組みもベッテルへのアピールになると考えているようだ。
「持続可能性はチームとして重要であり、だからこそル・マンでのホスピタリティ・ユニットはソーラーパワーで動いていた」
「それがセブにとっても重要なことだとわかっている」
ヒグネットは来季JOTAが2台目のハイパーカーを用意するにあたって、ドライバーの候補は数多くいると語った。
「我々は多くの人々と話をしている。リストの上位にいる者もいれば、そうでない者もいる」
今年チームWRTからLMP2クラスに参戦し、ランキングトップにつけているロバート・クビサとも交渉をしていると認めている。
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