
WEC上海6時間レースの予選が行われ、7号車トヨタTS050 Hybrid(小林可夢偉/マイク・コンウェイ/ホセ・マリア・ロペス)が1号車ポルシェ919 Hybridを退けてポールポジションを獲得した。
最初の走行を担当したコンウェイは、ニック・タンディとブレンドン・ハートレーがドライブした2台のポルシェ919 Hybridの後塵を拝していた。しかし、コンウェイから小林可夢偉は、1分42秒526のセッションベストタイムを記録した。
これで7号車トヨタは、コンウェイと小林の平均タイムを1分42秒832とし、1号車ポルシェのタンディとアンドレ・ロッテラーの平均タイム1分43秒272を大きく上回った。
これにより7号車トヨタはがポールポジション獲得を決めた。
予選後小林は、次のように語った。
「そのラップは、実際には完璧ではありませんでした。予選まで、新品タイヤを履いたことがなかったんです。合わせ込むのはとても難しかったです」
一方のコンウェイも、次のように付け加えた。
「それまでのセッションでは、僕らはずっとトップだった。だからすごく良いクルマが僕らにはあります。僕は0.1秒を取り残してしまったように感じていた。だから、可夢偉がそれを引き出し、速く走ることを期待していた」
8号車トヨタはセバスチャン・ブエミとアンソニー・デビッドソンがアタックラップを担当し、平均タイム1分43秒454で3位となった。
ハートレーとアール・バンバーがアタックを担当した2号車ポルシェは4番手。バンバーがアタックラップでスピンしたため、わずか0.052秒8号車トヨタに及ばなかった。
LMP2クラスは、ブルーノ・セナとジュリアン・カナルがドライブした31号車レベリオン・レーシングがポールポジションを獲得している。LM-GTE Proクラスは、95号車アストンマーチン・レーシングが、LM-GTE Amクラスも、98号車アストンマーチンがポールポジションとなった。
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この記事について
シリーズ | WEC |
イベント | 上海6時間 |
ロケーション | 上海国際サーキット |
ドライバー | 小林 可夢偉 |
チーム | Toyota Gazoo Racing |
執筆者 | Gary Watkins |