WEC、プジョーのWRX参戦集中宣言に"動揺"。低コスト化に専念

ACOはプジョーが世界ラリークロス選手権に専念することに対して声明を行なった。

 ACO(フランス西部自動車クラブ/ル・マン24時間レース運営組織)はプジョーが世界ラリークロス選手権(WRX)活動に専念することに対して声明を行なった。

 ACOとWECの代表はこの声明の中で、2020/21年シーズン序盤、プジョーが再びLMP1クラスに参入してくれることと期待を込めている。今季末、ポルシェがLMP1クラスから参戦撤退することを発表してから、2020年シーズンに向けて新しいレギュレーションを策定するプロジェクトにプジョーは参加していた。

 ACOの声明では次のように述べれられている。

「ACOはプジョーがWEC以外のシリーズでのプログラムに集中するという決定を行ったことを理解しました」

「我々はその事実を受け入れることができます。そしてハイブリッド技術重視のレギュレーションからの転換と低コスト化を行うことによってWECに参戦するメリットを証明することを約束します」

プジョー、WRX参戦に専念

Sébastien Loeb, Team Peugeot Hansen
Sébastien Loeb, Team Peugeot Hansen

Photo by: Julian Schmidt

  先週の水曜日、プジョーはケネス・ハンセンのチームとの関係を継続すると発表。WRXオール電化計画を支持していることを表明した。

 これまでプジョーは、コストの大幅な削減を主な条件としてWECに参戦復帰することに関心を寄せていた。

 しかしおそらくプジョーの首脳陣は、コスト削減策とゼロエミッションを導入した2020年の規定が満足のいくものに達していないと判断したのではないかと考えられる。

 ACOとFIAは、2020/21年シーズンに発動するLMP1の新しいレギュレーションを共同で策定中だ。

さらなる予算削減

 ACOの声明では、LMP1クラスの参戦予算をさらに削減する方向性にあると強調している。

「我々はこれまでよりもはるかに予算を抑え、より参戦しやすいカテゴリーとなることを追求しています。過去に何度も起きたように、現在もいくつかのメーカーの関与によって予算は爆発的に増加しました」

「我々はこれまでの耐久レースにおける自然なサイクルに適応していきながらも、適切な措置を講じる必要があります」

 ACOとFIAは、レギュレーションを制定するプロセスの一環として、メーカーの参入を奨励している最中だ。彼らの将来の方向性は明確には定まっていないものの、ハイブリッド技術を維持していくというということだけは強調している。

 プジョーは2007年から2011年にかけてLMP1クラスに参戦。ターボディーゼルエンジンを搭載した908を走らせた。しかし重度の財政的損失を被ったことにより、2012年1月にWECを撤退を発表した。

【関連ニュース】

コメント
コメントを書く
この記事について
シリーズ WEC , Le Mans
チーム Peugeot Sport
記事タイプ 速報ニュース