【WEC】ウェーバー、バーレーンでの”感動的”な最終レースに期待
マーク・ウェーバーは、今週末のバーレーンで自身のキャリアに幕を降ろすのを、楽しみにしていると語る。










今季4勝を挙げているにもかかわらず、マーク・ウェーバーが乗るポルシェ919ハイブリッドの1号車は、タイトルの可能性を失った状態で今週末の最終戦バーレーン6時間レースを迎える。一方、チームメイトの2号車はタイトルを巡って6号車トヨタTS050ハイブリッドと争っており、1号車の面々はこの2号車のサポート役に回ることになるだろう。
しかし、ウェーバーにとってはそれ以上に特別なレースになる。彼はこのレースをもって、22年にもわたるレーシングドライバーとしてのキャリアに、終止符を打つことになるからだ。
「バーレーンは明らかに普通のレースではない。かなり感情的になるだろう」
そうウェーバーは語った。
「それが最後の瞬間だということを知って、僕はバーレーンに着いた。僕は真剣に闘い、素晴らしい瞬間を迎えるだろう」
「週末を楽しみにしている。世界中からたくさんの友達が来てくれるしね。特にオーストラリアとヨーロッパから。最後の瞬間を、見に来てくれるんだ」
「もちろん、勝つことができればいいけど、その結果とは関係なく、スムーズな1日が送れれば良いと思っている。そして長い長いキャリアを振り返って、僕はもちろんとても誇りに思うよ」
「僕はもう一度だけ、クルマから降りて歩いてくる……それについては何度も考えた。ヘルメットとバラクラーバを脱ぎ、耳栓を取る、これらのことを、最後にもう1度だけ行うんだ。それは、今までとは違った感覚だろう。しかし、もうこれらのことをする必要がないってことを、楽しみにしている」
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この記事について
シリーズ | WEC |
イベント | バーレーン |
ロケーション | バーレーン・インターナショナル・サーキット |
ドライバー | Mark Webber |
チーム | ポルシェ・チーム |
執筆者 | Charles Bradley |