【WEC】トヨタ&ポルシェ、2017年仕様マシンをアラゴンでテスト

トヨタとポルシェは、さらなる空力制限のレギュレーションが適応される2017年の新型マシンをアラゴンサーキットでテストした。

 2017年WEC(世界耐久選手権)では、LMP1-Hクラスに参戦するメーカーに対し、ダウンフォース30%削減という空力制限を設けている。ポルシェLMP1のチーム代表であるアンドレアス・ザイドルは、2017年の厳しい空力制限を克服するためにこれまでも長く開発を続けてきたという。

 今週、LMP1-Hクラスに参戦するトヨタとポルシェが、スペインのアラゴンサーキットで2017年マシンを共にテストしたことをザイドルは明らかにした。

「ポルシェとトヨタでテストしたところ、2016年のタイムからそう離れたタイムではなかった」とザイドルは言う。

 さらに2メーカーが空力制限をクリアできているかどうか訊くと、ザイドルは次のように語った。

「そのように伺えた。それを補うのが我々の仕事だ」

 2017年のマシンは、コーナリングスピードを抑えるためにフロントスプリッターの位置が高くなり、リアディフューザーは浅くなっている。2メーカーのシミュレーションによれば、今季のマシンに施す変更点を昨年のマシンに適応させると、ル・マンのラップタイムが約4秒遅くなるという。

 ザイドルはテストでのラップタイムを公開しなかったが、その理由をポルシェとトヨタはそれぞれのテストの目的が違ったため、タイムを比較したとしても何も判断することができなかったと説明した。

「お互い様々なプログラムを実施していたため、ポルシェがトヨタと比較してどのポジションにあるのか判断することは難しい」

 またポルシェとトヨタは、アラゴンサーキットの高低差に着目して、マシンのテストを行っていたという。2メーカーは先週もアラゴンを訪れてテスト走行を行っていたが、霧のせいで走行を中断したようだ。

 ザイドルは2017年仕様のポルシェ919ハイブリッドが、初の耐久テストで7200kmを走り込んだことを明らかにした。その走行距離は通常の6時間耐久レースで走行する距離よりも長い距離に及んでおり、最新のマシンの信頼性を確かなものにする結果だと語った。

 これまでポルシェは、クリスマス前にアラゴン、今年の初めにはバレンシアでテストを行っている。それらのテストでは、2017年の空力のレギュレーションを適応しないマシンでの走行だった。

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この記事について
シリーズ WEC
チーム ポルシェ・チーム
記事タイプ 速報ニュース
タグ andreas seidl