モンツァでWECのプロローグが行われ、TOYOTA GAZOO Racingの7号車が初日の全体トップタイムを記録した。
世界耐久選手権(WEC)のプロローグがモンツァ(イタリア)で行われ、初日はTOYOTA GAZOO Racingの7号車がトップタイムをマークした。
午前はポルシェ1号車がトップ
プロローグ初日の午前のセッションは、ポルシェの1号車をドライブするニール・ジャニが1分32秒068でトップタイムをマークした。
これに続いたのがTOYOTA GAZOO Racingの8号車で、アンソニー・デビットソンが1分32秒491を記録した。
このセッションでは、ポルシェもトヨタもダウンフォースの低いセットアップのマシンを走らせており、6月に行われるル・マン24時間レースでこの仕様のマシンを使用するようだ。
LMP2クラスは、レベリオンのブルーノ・セナが1分36秒094を記録し、これがクラストップのタイムとなった。
GTE プロクラスは、ポルシェ911 RSRを走らせる92号車が1分47秒379でトップタイムをマークした。なおGTE アマクラスも、ポルシェ911 RSRを使用する86号車のガルフ・レーシングがトップだった。
午後はトヨタがトップタイム
プロローグ初日の午後は、マイク・コンウェイのドライブでトヨタの7号車が1分31秒332をマーク。これが初日の全体トップタイムとなった。
これに続いたのが同じくトヨタの8号車で、中嶋一貴が1分32秒062をマークした。
ポルシェは2号車のブレンドン・ハートレーが1分32秒146を、1号車のアンドレ・ロッテラーが1分32秒211をそれぞれマークした。
LMP2クラスは36号車のシグナテック・アルピーヌが1分37秒020でトップタイムを記録した。
またGTE プロクラス、アマクラスは午前同様に92号車、86号車がそれぞれトップタイムを計測した。
ナイトセッションは再びポルシェがトップに
2時間のナイトセッションでは、雨が降る前にポルシェ1号車のジャニがマークした1分31秒666が最速タイムとなった。
これに続いてポルシェの2号車が、アール・バンバーのドライブで1分31秒823をマークした。
トヨタは8号車の中嶋一貴が1分31秒970を、7号車が小林可夢偉のドライブで約0.5秒遅れの4番手タイムをそれぞれマークした。
ポルシェとトヨタは雨が上がった後に走行を再開したが、各車1分40秒台の走行が続いた。
LMP1クラス唯一のプライベーターチームであるバイコレスは、午前と午後のセッションでタイムを計測することができなかったが、ナイトセッションでようやくコースインし、6周の走行を行った。
LMP2クラスは、レベリオンのみドライコンディションの間に走行し、1分41秒467をマークした。
GTE プロクラスは変わらず92号車がトップタイムをマークし、アマクラスも同様に86号車がこの全セッションでトップタイムを記録した。
【関連ニュース】
【WEC】TOYOTA Gazoo Racing参戦会見。ル・マン制覇へ決意
【WEC】トヨタとポルシェ、2019年まで既存シャシーでの参戦を合意