【WEC】ポルシェ「開幕戦エアロ仕様は秘密」トヨタと戦略分かれる?

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【WEC】ポルシェ「開幕戦エアロ仕様は秘密」トヨタと戦略分かれる?
執筆: Gary Watkins
2017/03/06 1:21

ポルシェは2017年WEC開幕戦シルバーストンで用意するエアロパッケージの詳細を語ろうとしない。

#1 Porsche Team Porsche 919 Hybrid: Timo Bernhard, Mark Webber, Brendon Hartley
#1 Porsche Team Porsche 919 Hybrid: Timo Bernhard, Mark Webber, Brendon Hartley
#2 Porsche Team Porsche 919 Hybrid: Romain Dumas, Neel Jani, Marc Lieb
#5 Toyota Racing Toyota TS050 Hybrid: Sébastien Buemi, Kazuki Nakajima, Anthony Davidson

 WEC(世界耐久選手権)開幕戦シルバーストンラウンドは、4月16日に開催される。各チームがこのレースに持ち込むのは、ル・マン24時間レースに繋がるローダウンフォース仕様のパッケージなのか、それともハイダウンフォース仕様のパッケージなのか……その判断が注目される。

 この件について尋ねられたポルシェのチーム代表であるアンドレアス・ザイドルは次のように語った。

「詳細を話すことはできない。シルバーストンで答えがわかるだろう」

 一方のトヨタは、ハイダウンフォースのエアロパッケージを用意するという。トヨタのテクニカルディレクターであるパスカル・バセロンは、シルバーストンでル・マン24時間レース用のエアロを装着して走らせるということは「大きな妥協案だ。なぜなら、ダウンフォースの低いパッケージはシルバーストンとの相性が悪いからだ」と語っている。

 ポルシェがどちらのパッケージを用意するのか明かさないということは、彼らがル・マン24時間レースに焦点を当て、開発の方向性を絞っている可能性があるということを意味する。

 エアロキットは開幕戦に先立ってホモロゲーションされ、その後の開発は凍結される。つまりトヨタが開幕戦にハイダウンフォース仕様のパッケージを持ち込むということは、F1スタイルのサーキットで行われる第2戦までの間に、開発を積み重ねることができないということを意味している。

 ポルシェは、WECに復帰した2014年の開幕戦にはル・マン仕様のマシンを用意した。しかし2015年と2016年の開幕戦には、前年のハイダウンフォース仕様のエアロキットのアップデート版を持ち込んだ。そしてサマーブレイク明けのレースには、新たなエアロパッケージを導入している。

 昨年までは3種類まで用意することが許されていたWECのエアロパッケージ。しかし、コスト削減の意味合いも込め、今季からはチームが用意できるエアロパッケージはふたつまでに削減された。また、メーカーが風洞実験を行うことができる時間も制限されている。

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シリーズ WEC
イベント シルバーストン
ロケーション シルバーストン
チーム ポルシェ・チーム 発売中
執筆者 Gary Watkins
記事タイプ 速報ニュース