【WEC】マノー、ジネッタと提携し2018年LMP1クラス参戦を目指す
LMP2クラスに参戦中のマノーは、ジネッタと共に、2018年に向けてLMP1クラス参戦を目指す事を明らかにした。





2016年よりLMP2クラスに参戦し始めたマノー・ワールド・エンデュランス・チャンピオンシップチームは、2018年はシャーシサプライヤーであるジネッタと提携し、LMP1クラスへ戦いの場を拡大すると発表した。
1月上旬、ジネッタは10台分のシャーシを製造し、ワークスの支援を受けたプライベーターとしてマシンを走らせる計画にある事を明かしていた。もし実現すれば、マノーはジネッタにとって初めての顧客ということになる。
スポーツディレクターであるグレーム・ロードンは、Autosportに対し次のように語った。
「現時点のP1クラスの状況を考えれば、2018年がプライベーターとして参戦するのに適切な時期であると思う」
「これまで我々はジネッタと何度か話し合い、P1ならば我々のマシンの強みを発揮できるという結論に至った」
その一方、ロードンはP1へ参戦するために「P1参戦に向けてビジネスモデルを形成しなければならない」と話す。
「いつものことだが、財政的な問題が付きまとう。しかし今我々が計画に着手できなければ、成し遂げられることはないだろう」
そしてロードンはマノーがLMP1クラスの参戦に成功させても、LMP2クラスにも参戦し続ける事を強調した。
「我々はLMP2の代わりにP1クラスに参戦するのではない。LMP2クラスで戦い続けるし、現段階では2017年に注力するのはLMP2だ」
またロードンは、既存のオレカ05シャーシから最新の07仕様にアップグレードし、今シーズンもLMP2クラスに続投する事を明らかにした。
マノーは、2カテゴリーをフル参戦する予定であり、2月2日にエントリーリストを発表するという。
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この記事について
シリーズ | WEC |
チーム | Manor Motorsport |
執筆者 | Gary Watkins |