アウディからポルシェへ移籍したアンドレ・ロッテラーは、WEC第2戦スパにして、すでにポルシェの919ハイブリッドに順応し始めていると語った。
昨年WECを撤退したアウディからポルシェへ移籍したアンドレ・ロッテラー。ニール・ジャニやニック・タンディと共に1号車ポルシェを担当している彼は、WEC第2戦スパにして、すでにポルシェの919ハイブリッドに順応し始めていると明らかにした。
「(ポルシェとアウディのマシンを比べると)全く違った獣のようだ」
「それらは全く違ったドライビングスタイルを必要としている。その点、僕はまだ学習の途中だ」
ロッテラーは、ドライビングスタイルを変更していかなくてはならない理由として、アウディのR18がターボディーゼル車であったのに対し、ポルシェ919ハイブリッドが8MJガソリン車であることを挙げた。
「アウディは6MJクラスのマシンだったため、もう少しパワーがあった。だからどちらかというと回転数を上げて走らせるマシンだった」
「(アウディは)とにかくアクセルを踏むといったような要領だったけど、一方のポルシェのエンジンは低回転にブーストの重点が置かれているため、ドライビングスタイルが違う」
「他にも色々と違いはあるが、大体それが主なものだ」
ロッテラーは開幕戦シルバーストンでの3位よりも、今週末の第2戦スパでは順位を上げることが目標だと語った。また彼は、ポルシェのローダウンフォース仕様のエアロは、シルバーストンよりもスパの方が機能するだろうと予期している。
「開幕戦で表彰台に登れたため、良いスタートを切れたと思う。でも勝つためにも常に3位じゃ満足できない」
「今回のスパでは、うまくことが進めば前回よりも良いことが起きると思っている。シルバーストンでのローダウンフォース仕様のエアロは少し不利だったと思う」
「今のセットアップは悪くないし、スパとマッチしていると思う」
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