【WEC】ロッテラー「ポルシェ撤退は残念。大きな穴を開けてしまった」
昨年のアウディに続き、2年連続で”所属メーカーのWEC撤退”という不運に見舞われたロッテラーが、その心境を語った。











ポルシェLMP1のドライバーであるアンドレ・ロッテラーは、ポルシェがWECのLMP1から撤退することを決めたのは非常に残念であり、「大きな穴を開けた」と語っている。
ポルシェは7月28日(金)に、今季限りでWEC(世界耐久選手権)のLMP1クラスから撤退することを発表した。
そのドライバーであるアンドレ・ロッテラーは、昨年末にはアウディのLMP1からの撤退によりシートを失い、今度はポルシェの撤退……つまり2年連続で所属メーカーの撤退に遭うという厳しい状況に置かれることとなった。
「2年連続で同じようなことを経験するのは辛い」
スパ24時間レース参戦中のロッテラーはそう語った。
「僕は明らかに、昨年アウディで同じ状況に見舞われた。そしてその後、このカテゴリーでレースを続けるために、ポルシェに来るという選択をしたんだ」
「モータースポーツにとってはかなり悲しいことだと思う。なぜなら、大きな穴を開けることになるからだ。でも、幸いにも僕はそれに参加することができた」
ティモ・ベルンハルトは、ポルシェ919ハイブリッドを最初に走らせたドライバーである。そして、ブレンドン・ハートレー、アール・バンバーと組み、今年のル・マン24時間レースで勝利を収め、現在2位のトヨタに30ポイントの差をつけ選手権をリードしている。
そのベルンハルトは、ポルシェの撤退について次のように語った。
「最初の1日目から、このプロジェクトに参加できたことは大変名誉なことだ。それがどのように発展していくのか、見守ることができたんだからね」
「今の目標は、ポルシェにふたつの選手権をもたらすことだ。僕らに残されたのは5レース。毎周毎周、その走りを楽しめるだろう。919は、僕がこれまで乗ったクルマの中でも、最も楽しめるクルマなんだ」
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この記事について
シリーズ | WEC |
ドライバー | アンドレ ロッテラー , ティモ ベルンハルト |
チーム | ポルシェ・チーム |
執筆者 | Filip Cleeren |