【WEC】上海FP2：ポルシェ1号車が他車を引き離しトップタイム

　WEC第8戦上海のフリー走行2回目（FP2）が行われ、1号車ポルシェ919ハイブリッドがフリー走行1回目に続きトップタイムを記録した。

　ブレンドン・ハートレーが駆るポルシェ1号車は、FP2最初の走行から午前のセッションのタイムを更新し、1分44秒594のタイムをマークした。このタイムは、比較的平穏に終わったセッションで他車を1.617秒引き離し、トップとなるのに十分なタイムだった。

　8号車アウディR18を駆ったロイック・デュバルは、セッション序盤から1分46秒211で、午後のセッションの2番手タイムを記録した。

　ポルシェ2号車は、FP1でバッテリー交換を行ったため出遅れていたが、2番手のアウディ8号車から0.053秒遅れの3番手まで挽回した。

　トヨタ勢の最速は、アンソニー・デビッドソンがマークしたトヨタ5号車の1分46秒812で4番手。トップから2.218秒差だ。

　アウディ7号車はマルセル・ファスラーが残したタイムで、トヨタ6号車のマイク・コンウェイを上回り5番手となった。

　LMP1-Lクラスは、4号車バイコレスが13号車リベリオンを上回った。

LMP2はG-ドライブ、GTEはフェラーリがリード

　LMP2クラスは、ウィル・スティーブンスが駆った26号車G-ドライブが、セッション終盤に1分54秒627をマーク。2台のマノーを抑えてクラストップとなった。

　ポイントリーダーの36号車シグナテック・アルピーヌは5番手止まり。ポイントラインキングで直接のライバルである、43号車RGR・スポーツ・byモランドの後塵を拝した。

　GTE-プロクラスでは、フェラーリ勢がトップ2を占めた。ジャンマリア・ブルーニが駆る、51号車AFコルセのフェラーリ488GTEが2分2秒481でクラストップとなっている。

　クラス3番手はオリビエ・プラがドライブしたチップ・ガナッシ66号車フォードGT。2台のアストン・マーティン勢の前に出た。

　GTE-アマクラストップは、88号車のアブダビ・プロトン・レーシング。デビット・ハイネマイヤー・ハンソンがポルシェ911RSRで2分5秒428をマークしている。