【WEC】元アウディのジャービス「LMP2が"ワンメイク化"している」

ジャービスは、LMP2クラスでの新たな挑戦を心待ちにしていると話す一方、LMP2クラスの全てのマシンが、オレカ07シャシーであることを残念に感じている。

 元WEC(世界耐久選手権)アウディのドライバーであるオリバー・ジャービスは、今季JOTOスポーツラン・ジャッキー・チェーンDCレーシングに加わり、WECのLMP2クラスに参戦する。

 ジャービスは、LMP2クラスでの新たな挑戦を心待ちにしていると話す一方、LMP2クラスの全てのマシンが、オレカ07シャシーを使用していることを残念に思っているという。

 LMP2クラスに参戦するチームは、オレカ製シャシーの他にもダラーラやリジェ、ライリーを選択することも可能であった。しかし、4社のシャシー全てが揃う今季レースは、ル・マン24時間レースしかない。

 ジャービスはmotorsport.comに次のように語った。

「僕が好きな耐久レースは、異なったシャシーやエンジン、タイヤを使ったマシンたちが戦うレースだ。今季はワンメイクレースになってしまったのが残念だ」

 なぜLMP2クラスに参戦する全チームが、オレカのシャシーに偏ってしまったのか訊くと彼は次のように答えた。

「オレカはテストの結果に自信を持っていて、それをうまく報道したんだろう」

「誰もがオレカのシャシーが速いことを知っていた。皆が恐れたのは、シャシー選択でギャンブルしたことによって結果が悪くなるということだ。多額の資金がパーになってしまうし、1年無駄にすることになるからね」

「IMSAでダラーラのシャシーをテストしたけど、僕は素晴らしいシャシーだと感じた。リジェもモンツァでのテストでとても競争力があったんだ」

「でも、それが4社のシャシーがル・マンでしか集まらない理由さ」

DPiを高く評価

 IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップでは、2017年に大幅なレギュレーション変更を行った。新しい車両規格であるデイトナ・プロトタイプ・インターナショナル(DPi)が誕生したのだ。DPiマシンは、これまで使われていたデイトナ・プロトタイプのマシンをLMP2シャシーベースに載せ替えたものであり、LMP2クラスでレースすることができる。

 ジャービスはDPiを高く評価している。それによって、今年はキャデラックや日産、マツダがDPiマシンを用意し、LMP2クラスに参戦した。彼はそういった制度がヨーロッパにもたらされることを願っている。

「気に入っているよ。素晴らしい制度だと思う」とジャービス。

「ぜひヨーロッパでも採用されてほしいね。でもヨーロッパのメーカーが必ずしも望んでいるとは限らないから、実現するのは難しいことだ」

「しかし、デイトナやセブリング、IMSAは、レースや関連しているメーカーを増やすことによって、徐々に力をつけてきている。みんなの注目を集めているカテゴリーだ」

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この記事について
シリーズ WEC
ドライバー オリバー ジャービス
チーム DC Racing
記事タイプ インタビュー