【WEC】小林可夢偉「ポールポジションを狙えると思ったが……」

WEC第2戦スパ6時間耐久レースの予選が行われ、トヨタ勢は2-3-4番手となった。2番手の7号車の小林可夢偉と、3番手の8号車の中嶋一貴は予選を振り返った。

 WEC(世界耐久選手権)第2戦スパ6時間耐久レースの予選が行われ、ポルシェ919ハイブリッドが今季初ポールポジションを獲得した。TOYOTA GAZOO RacingのTS050ハイブリッドの7号車が2番手となった。

 7号車トヨタの予選担当は、マイク・コンウェイと小林可夢偉であった。セッション序盤で2番手タイムを記録したコンウェイは 、小林にマシンを引き渡した。しかし、セッション残り7分のところで、4号車バイコレスが小林の目の前でスピン。それを危機一髪で避けた小林は、数少ないアタックラップを台無しにしてしまっていたという。

 フリー走行時に好タイムを記録し自信を見せていた小林は、予選2番手に悔しさを滲ませた。

「良い走りが出来ていたので、上手くいけばポールポジションは取れるかなと思っていたんですが叶いませんでした」と小林。

「でもタイムアタックの周の最後のシケイン立ち上がりで目の前でスピンされたのですが、何とか止まれました。おかげでアタックは台無しになりましたけど。ただ、その前にもトラフィックがあって0.3秒ほどロスしていました。でも、ポールポジションは狙えているタイムじゃないかなと思っていました。でも、まさか最後にあそこでスピンされるとは思っていなかったので……」

 しかし、マシンのセットアップは良好だったようだ。決勝に向けて小林は次のように語った。

「クルマに関してですが、結構自信を持っていけるセッティングにまでは持ってこられていると思います。木曜日には予選セッティングではなく満タンで良いタイムが出たんですが、予選では当然タイム狙いのセッティングにしているので、さらにタイムは伸びると思っていました。その点予選は何とかなるだろうと思っていたので、とにかくレースで勝つクルマを作ることに集中しました。マイクはアタックしましたけど、僕は古いタイヤでずーっと走っていました。それでもペースは非常に良かったので、手応えはありました。タイヤもたぶん大丈夫だと思います」

7号車と8号車の違い

 姉妹車の8号車トヨタは、7号車トヨタに続き予選3番手となった。序盤のセッションは、中嶋一貴が走行、後半にセバスチャン・ブエミがアタックした。姉妹車たちが好タイムを記録し、ドライバー交換を行う中、中嶋はタイムが伸びずにアタックを続行することになった。

「今日の予選は厳しかったですね」と中嶋は予選について振り返った。

「タイムが伸びなかったのはトラフィックのせいではないです。多少、自分で失敗した部分もあります。朝の練習で思ったようなタイムが出ませんでした。クルマのセッティングというか、それはレースのことも考えてのセッティングなので、予選には合わなかったということかもしれません」

 「予選では7号車のセットに合わせたんですが、タイムは伸びませんでした」

 交代したブエミは、中嶋よりも好タイムを記録したが、それでも大きく伸ばせたというわけではなかった。

「7号車も8号車もハイダウンフォース仕様ですが、両車がまったく同じというわけではありません」と中嶋。

「僕らのクルマを7号車に合わせたんですが、それでも少しは仕様が異なっています。まあ、そんな感じですね。明日はとにかく最後まで走ることが第一目標です」

取材/赤井邦彦

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この記事について
シリーズ WEC
イベント名 スパ・フランコルシャン
サーキット スパ・フランコルシャン
記事タイプ 速報ニュース