WEC、来季”スーパーシーズン”から給油作業中のタイヤ交換が解禁へ!?

WECは来季から、給油作業中にもタイヤ交換をすることができるよう、レギュレーションを改訂することが目指されているようだ。

 ル・マン24時間レースを含むWEC(世界耐久選手権)では現在、給油中にタイヤ交換作業をすることは禁止されている。しかし来年からこのルールが撤廃され、給油中にもタイヤを交換することができるようになりそうだ。この新ルール導入により、ピットストップがより劇的になることが期待されている。

 この提案について、レギュレーション策定に携わる関係者は明言を避けたが、ピットストップをより早く、そしてエキサイティングにすることを目指しているのは明らかであると言える。またこのアイデアは、チームの支持は得られているモノとみられる。

 ジャッキー・チェンDCレーシングの運営を手がけるJotaスポーツのマネージャーであるサム・ヒグネットは、motorsport.comに対して次のように語った。

「それは私が後押ししてきたモノだ。なぜなら、ピットストップをよりエキサイティングなモノにするだろうから」

 彼はまた、ルールの変更により、ピットストップをより安全なモノにできると指摘する。なぜなら、給油中にタイヤ交換を終えるのは、難しいことではないからだ。

「現在のピットストップのフォーマットは、タイヤ交換を担当するスタッフにとっては非常に厳しいモノだ。例えば我々は、肉離れを起こすスタッフを多く見てきた」

 そう彼は説明する。

 またアストンマーチン・レーシングのジョン・ゴウは、この変更により安全なピットストップが実現すると共に、チームがタイヤ交換の時間を節約するための”設備投資”を中止することになり、それが有益であるとの見方も示した。

 このプランは、12月6日に開催される世界モータースポーツ評議会に先立って提案された多くのアイデアのうちのひとつである。ただ、他のピットストップに関する規則のうち、タイヤ交換作業にはふたりのメカニックしか関与できないというルールは、今後も残される模様だ。

 このレギュレーションは、2009年にル・マンとWECの運営団体であるフランス東部自動車クラブの支配下のイベントに導入されたモノ。ピット作業の時間を長くし、チームにタイヤ交換を減らすという選択肢を与えるために考え出されたモノだ。

 今シーズンのWECでは、LMP1クラスとLM-GTE Proクラスは6時間レースの場合4.5セットのタイヤを使うことが許されていた。そのため、メカニックの人数に関するルールの必要性を、事実上取り除くことになっていた。

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シリーズ WEC
記事タイプ 速報ニュース