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レースレポート

WECタイトル獲得を喜ぶ小林可夢偉「ドライバーだけで成し遂げられた記録じゃない」

バーレーンで行なわれたWECの2019-2020年最終戦。勝利を収めたTOYOTA GAZOO Racingの7号車TS050 HYBRIDの面々は、これでシーズンタイトルを獲得。小林可夢偉はこの成果を喜ぶと共に、チームメンバーの働きを労った。

#7 Toyota Gazoo Racing Toyota TS050: Mike Conway, Kamui Kobayashi, Jose Maria Lopez

JEP / Motorsport Images

 バーレーン・インターナショナル・サーキットで行なわれた、WECの2019-2020シーズン最終戦バーレーン8時間レース。TOYOTA GAZOO Racingの7号車TS050 HYBRIDのマイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス組が勝利を収め、同時に今シーズンのタイトル獲得を決めた。

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 僚友の8号車TS050 HYBRID(セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレー組)に1周あたり0.54秒のサクセス・ハンデキャップが科されていたこともあり、最終的には1分以上の差をつけ、7号車がトップチェッカーを受けた。

 なお来シーズンからはレギュレーションが変更されるため、TS050 HYBRIDが戦う最後のレースでもあった。

「日本、そしてドイツのケルン(TGR-Europe拠点)からサポートしてくれた全ての人々に感謝します」

 小林可夢偉がチームのプレスリリースに、そうコメントを寄せた。

「振り返れば、2016年からTS050 HYBRIDの開発のために本当にハードワークを続けてくれました。簡単ではありませんでしたが、今となってはこの最高の車とともに素晴らしい想い出です」

 小林は自分たちの実績を誇りつつも、チームをサポートした面々への感謝の気持ちも述べた。

「チームはル・マン3連覇し、我々は7号車とともに世界チャンピオンを獲得しました。これ以上の結果は望めないでしょう。しかし、これはドライバーだけで成し遂げられた記録ではありません。メカニック、エンジニアやこのプロジェクトに携わった全ての皆さまのおかげです。本当にありがとうございました」

 コンウェイも、チャンピオン獲得を喜んだ。

「タフだったが素晴らしいシーズンを終え、今日、世界チャンピオンとして立つことができ、最高の気分だ。ホセ、可夢偉と私にこのチャンピオン獲得のチャンスを与えてくれたチームに本当に感謝している」

「7号車のドライバー及び8号車のチームメイトはシーズンを通して素晴らしい戦いをし、本当に最高だ。これがTS050 HYBRIDの最後のレースになるのは少し悲しいけど、我々にとって有終の美を飾れたと思う」

 ロペスはタイトルの獲得により、「可夢偉とコンウェイは兄弟のような存在になった」と語る。

「レースで勝って世界チャンピオンになるというのは本当に格別な気分だ。ドイツのケルン(TGR-Europe拠点)や東富士研究所で何年にもわたって最高のクルマを作り上げ、我々を支えてくれた全てのスタッフに感謝したい」

「信じられないようなシーズンだった。我々は目標を達成するために懸命に努力を続け、可夢偉、マイクとともについに世界チャンピオンを獲得した。私にとって2人は兄弟のような存在になった。本当に最高の気分だ」

 一方で、ル・マン24時間レースに勝ちつつも、タイトル獲得を逃した8号車の面々は、7号車のクルーを祝福する。

「7号車のみんな、チャンピオン獲得おめでとう。彼らはシーズンを通して素晴らしい走りを見せ、タイトルにふさわしい戦いぶりでした」

 そう語るのは中嶋一貴だ。

「我々もル・マンで勝ちましたし、良いシーズンでしたが、この最終戦バーレーンではサクセス・ハンディキャップに苦戦しました。一時は接近して面白いレースにもなりましたし、良い戦いでした。また、シーズンを通して素晴らしい仕事をしてくれたメカニックやエンジニアにも感謝します。今はハイパーカーを初ドライブするのが楽しみです」

 ブエミも7号車を祝福した。

「7号車とミス無くレースを戦いきったチームに祝福を送りたい。我々8号車は全力を尽くして戦った。サクセス・ハンディキャップは思いのほか厳しかったけど、レースの結果には満足している。我々も完璧なレースを戦ったが、勝つチャンスはなかった。これも人生だ。勝つこともあれば、負けることもある。TS050 HYBRIDとは、これで最後だと感慨深く、自分の最終ラップまで楽しんで走った」

 ハートレーは、サクセスハンデキャップに苦しんだとしながらも、全てを発揮できたと語った。

「我々は8号車で良いレースを戦えたと思う。サクセス・ハンディキャップにより、1周あたりコンマ5秒以上の差があることは分かっていたし、それでも全てを出し切った。周回ペースは悪くなかったけど、サクセス・ハンディキャップを跳ね返すまでには至らなかった。ミス無くレースを戦い抜いた7号車を祝福したい。彼らは世界チャンピオンに値する仕事を成し遂げた」

 チーム代表の村田久武も、7号車のクルーを祝福すると共に、チーム、そしてWEC関係者に対して感謝の気持ちを語った。

「マイク、可夢偉、そしてホセ、世界チャンピオンおめでとう! 耐久レースはチームでの戦いであり、今季の彼らのパフォーマンスはチャンピオンにふさわしいものでしたし、彼らのチームスピリットとここまで戦い抜いた姿勢を誇らしく思います」

 村田チーム代表はそう語る。

「また、新型コロナウイルス感染症で世界的に自粛制限などがある中、大変な努力でシーズンを全うしてくれたWECの主催者、関係の皆様、そして応援し続けてくれたファンの皆様に心より感謝しております」

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