2021年WEC富士6時間レースの中止が決定。バーレーン2連戦でシーズンはフィナーレに

2021年のWEC第5戦として予定されていた富士6時間レースの開催中止が発表された。

2021年WEC富士6時間レースの中止が決定。バーレーン2連戦でシーズンはフィナーレに

 2021年シーズンのWEC(世界耐久選手権)第5戦として9月26日に予定されていた富士6時間耐久レース。新型コロナの影響もあり、開催中止となったことが7月7日に発表された。

 前回の富士6時間レースは昨シーズン(2019-2020シーズン)の第2戦として2019年10月に開催され、トヨタ8号車(セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/ブレンドン・ハートレー組)が優勝。TS050が母国ラストランで有終の美を飾った。今季のWECでは第5戦に組み込まれ、トヨタのハイパーカー“GR010”が日本で初めてレースを戦うとあって注目を集めていた。

 コロナ禍で難しい状況の中、富士スピードウェイは7月15日の観戦チケット販売開始に向け調整を続けていたが、開催を断念することが7月7日に正式発表された。

 富士戦の開催中止に伴い、WECはバーレーン戦を追加することを決定。バーレーン・インターナショナル・サーキットでの2連戦でシーズンが締め括られる形となり、全6戦の開催も維持された。なお、第5戦は10月30日に6時間レースとして、第6戦(最終戦)は11月6日に8時間レースとして行なわれる。

 しかしWEC第5戦の週末にはスーパーフォーミュラ最終戦鈴鹿が開催予定であり、WECとスーパーフォーミュラの両方にエントリーしている中嶋一貴、小林可夢偉、タチアナ・カルデロンへの影響は必至だ。

 2021年に日本で開催される世界選手権レースの中止が発表されるのは、これで2例目。先日は、ツインリンクもてぎで10月3日に開催予定であったロードレース世界選手権(MotoGP)日本GPの中止が発表されたばかりだ。なお、鈴鹿サーキットで予定されているF1日本GP(10月10日)と鈴鹿8時間耐久ロードレース(11月7日)に関しては、開催に向けて引き続き調整が進められているとのことだ。

 WEC富士戦中止の発表に際して、ACO(西部自動車クラブ)会長であるピエール・フィヨンは次のようにコメントした。

「現在の不安定な状況には、適応性が求められる。現在の状況を幅広く検討した結果、我々は富士には向かわないこととした。代替ラウンドはバーレーンで行なう」

「イベントを開催しようと全力を尽くしてくれた日本の組織チームに心から感謝している。来年の開催を早くも楽しみにしている」

 また、WECのCEOを務めるフレデリック・ルキアンも次のようにコメントを寄せた。

「残念ながら、世界耐久選手権の日本大会は、パンデミックの影響で渡航制限や物流の問題があり中止せざるを得ず、代わりにバーレーンでのレースに変更することを決定した。この場を借りて、富士スピードウェイの原口英二郎代表取締役社長はじめとする組織チームの多大なる協力に感謝すると共に、また戻ってくることができるのを楽しみにしている」

「同時に、今季2回も我々を受け入れてくれたシェイク・サルマン氏(バーレーン・インターナショナル・サーキットの最高責任者であるシェイク・サルマン・ビン・イサ・アル・ハリファ)とそのチームにも感謝の意を表したい。彼らはいつも温かく迎えてくれるし、バーレーンでのダブルヘッダーは現在の状況では理想的な解決策だと確信している」

 

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