WECバーレーン6h決勝:7号車トヨタ、完璧な走りで3連勝。ランク首位で最終戦へ
WEC第5戦バーレーン6時間レース決勝は、トヨタ7号車(小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス組)が優勝。タイトルに王手をかけた。
写真:: Toyota Racing
WEC(世界耐久選手権)の第5戦バーレーン6時間レースの決勝がバーレーン・インターナショナル・サーキットを舞台に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racingの7号車GR010 HYBRID(マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス組)が総合優勝した。
今シーズンのWECも残すところ2戦。本来ならば富士スピードウェイでの富士6時間レースが予定されていたが、この開催が断念されたため、終盤2戦はバーレーンで2週続けて行なわれることになった。ただレース距離は異なり、今週末の第5戦は6時間、来週末の最終戦は8時間で決勝レースが争われることになる。
第5戦の予選では、8号車トヨタがポールポジションを獲得。7号車トヨタが2番手につけた。
決勝でもこの2台が時折前後の順位を入れ替えながらも、ほとんど同じようなペースで周回を重ねていく。
ハイパーカークラスには、今回トヨタの2台の他には36号車アルピーヌのみが参戦。しかしトヨタ勢にはついていくことができす、徐々に引き離されていくことになった。
777号車D'STATION RACINGのリヤのハッチが吹き飛んでしまったり、21号車DRAGONSPEED USAのタイヤが外れてしまったりしてフルコース・イエロー(FCY)が出されるなどしたが、大きな混乱はなくレースは淡々と進んでいった。
トヨタ勢は、チームオーダーで7号車を先行させると、その後8号車は徐々に離されていく展開。しかも8号車は、残り2時間を切った段階でピットストップした際、左フロントタイヤの交換に手間取ってしまい、その差は40秒以上にまで広がってしまうことになった。
結局最後小林可夢偉がステアリングを握った7号車トヨタは、最後まで危なげない走りを披露し、トップチェッカーを受けた。これで7号車は3連勝。ランキング首位で最終戦を迎えることになる。
2位には8号車トヨタが入ったが、最終的には首位7号車から51秒差遅れだった。3位には36号車アルピーヌが入った。
LMP2クラスは、31号車のチームWRT(ロビン・フラインス、フェルディナンド・ハプスブルグ、シャルル・ミレッシ組)が優勝。LM-GTE Proクラスは92号車ポルシェGTチーム(ケヴィン・エストレ、ニール・ジャニ組)が僚友の91号車ポルシェを0.690秒差で抑え、クラス優勝を果たした。LM-GTE Amは、33号車TFスポーツ(ベン・ケーティング、デイラン・ペレイラ、フェリペ・フラガ組)が勝利を手にしている。
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