WEC Fuji
WEC富士6時間、最初のセッション1発目のタイム計測が最速ラップの怪……平川亮「驚きでしたが……ロングランでは他のチームも速そうに見える」
平川亮をはじめ4人のハイパーカークラス参戦ドライバーが、WEC富士6時間レースFP1を走った感触を語った。
田中 健一
公開日時: 2026/09/25 5:32
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WEC Fuji 6H Friday press conference
写真:: Motorsport.com / Japan
WEC富士6時間レースのフリー走行1回目、最速タイムを記録したのはトヨタの平川亮だった。平川は週末最初のセッションだったにもかかわらず、いきなり予選シミュレーションに挑んだ。そしてその1周目に記録したタイムがセッション最速になり、平川も「驚いた」と語った。
平川はセッション開始早々、8号車トヨタTR010に乗り込んでアタック。1分29秒694を記録した。その後、セバスチャン・ブエミやブレンドン・ハートレーにバトンを繋いだものの、ライバル車を含めて平川が最初に記録したタイムを上回る者はいなかった。
通常FP1では、走れば走るほど路面のグリップが上がっていくため、開始直後に記録されたタイムが最速となることは稀である。これは、普段からかなり多くのレースが開催され、数多くの車両が走っている富士スピードウェイならではというところもあるかもしれないが……。
「明日は難しい天候になるかもしれないということだったので、まず記録しておこうということで、いきなり予選シミュレーションをすることにしました」
平川はFP1後に行なわれたFIAの会見でそう語った。
「僕の最速ラップは、最初のアタックラップだったというのは驚きでした。最初のセッションで最速タイムを出せるというのは、いつでも良いモノです。そして、クルマも既に良い感じです。チームも良い仕事をしてくれました」
「しかし、いくつかのマシンは、ロングランで強そうに見えます。ですから僕たちも、ロングランでのスピードを見つける必要があります」
「改善するには、FP2がとても重要になると思います」
なお土曜日以降の天候は、平川が言うように金曜日とは大きく変わるという予報だ。会見に出席したプジョーのポール・ディ・レスタは、今季ここまでは苦しんできたものの、天候が崩れればチャンスがあるかもしれないと語った。
「一般的には、我々のクルマはウエットコンディションで驚くほど良いパフォーマンスを発揮してきたと思う。普通なら、グリップが低いと苦労するはずなのに、何らかの理由で、ウエットコンディションになると我々のマシンは有利になるみたいだ」
そうディ・レスタは語った。
「ドライバーとしてはもちろん、雨の方が予測しずらいし、リスクも高まると思う。でもそれは誰でも同じなので、コースに出て、やるべきことをやるしかない」
「できる限り良い位置で予選を終えたいけど、それは天候次第のところもあると思う。週末は始まったばかりだから、できる限りのことをやってみようと思う」
ジェネシス・マグマ・レーシングのポール-ルー・シャタンは、実際に雨の中を走り、その中でできる限り学びたいと語った。
「明日はかなり難しい状況になるかもしれない。雨の中でこのマシンを走らせた経験はほとんどないので、明日がどんな状況になるのか、全く予想がつかない」
「明日雨が降れば、その中でできる限り多くのことを学び、予選で何ができるかを試してみたいと思う」
「ここ富士での経験は少ないけど、何らかの結果を残せる可能性はあると考えている。僕らはまだ学習段階だ。周回を重ねることに、マシンやチーム運営の改善に役立つ多くのデータが得られるんだ」
FIA F2で活躍し、今季からWECのアルピーヌに加入したヴィクトー・マルタンスにとっては初の富士スピードウェイ。コースは気に入ったとしながらも、まずは天候がどうなるかを注視していくと語った。
「日本に来るのも初めてなので、到着してから今日まで、すごく良い気分だ」
そうマルタンスは言う。
「セクター1とセクター2は特に気に入った。セクター3は狭くて低速コーナーが多いから、何台も走っているGTマシンに注意しなければいけない。楽しいコースだけど、大変なところもあるね」
「FP1はうまくいった。FP2とFP3が残っているし、土曜日と日曜日天候については注意していくけど、今のところは良い状況だ。今後どうなるか、楽しみだね」
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